壁や柱の間に設置できる「突っ張り棒」は、掛ける収納に便利なアイテムです。突っ張り棒はホームセンターだけでなく、100円ショップでも購入することができました。
便利なアイテムですが、使用中に落下してしまうことも。設置直後は問題なくても、時間が経つと突っ張り棒が落ちてしまい困っていました。
こちらの記事では、突っ張り棒が落下しにくくなる100均アイテムや専門グッズをご紹介しています。
上の写真のように突っ張り棒が斜めになっていると、落下しやすい状態です。取り付け後、少し離れた場所から突っ張り棒の状態をチェックするようにしています。
設置が簡単そうな突っ張り棒ですが、つける時に手順で落ちやすさが大きく変わります。
突っ張り棒の設置方法でよく間違ってしまうのが、「突っ張り棒の長さを伸ばすタイミング」です。設置する場所に突っ張り棒を持って行き、その横幅に合わせながら突っ張り棒を伸ばすのはNGでした。
上の写真のように、設置する場所よりも突っ張り棒が短い状態では、突っ張り棒の能力を出し切ることができません。
ダイソーの突っ張り棒の説明書きです。「使用する壁や柱の間の長さより、1〜2cm長めにセットします」と書かれていました。
伸縮式の突っ張り棒は、設置する前に伸ばしておく必要があります。
カラーボックスに突っ張り棒を設置しました。カラーボックスの棚よりも突っ張り棒を1cm弱長くしています。
ダイソーの説明書のイラスト通りに設置しました。左側の壁に突っ張り棒を当て、右側を上にあげていきます。
最後にもう一度突っ張り棒を伸ばし、落ちにくい状態にしました。
100円ショップで販売している突っ張り棒(つっぱりポール)は、耐荷重が「1kg〜2kg」の商品が中心です。上の写真はダイソーの突っ張り棒で、耐荷重が1kgと2kgに分かれていました。
耐荷重は最大値なので、伸ばして使用する場合は掛ける物を少なめにするのがおすすめです。
ダイソーの突っ張り棒売り場の写真です。定番の白色だけでなく、柄付きや木目調の突っ張り棒も販売しています。購入する時は対応している長さと耐荷重の確認がおすすめです。
ダイソーでは100円商品だけでなく、200円・300円・400円の突っ張り棒を見つけることができます。長い・太いしっかりとした突っ張り棒を探している場合は、セリアよりもダイソーのチェックがおすすめです。
100円ショップでは、下に敷いて物が滑るのを防ぐ「滑り止めマット」を販売しています。上のロールタイプの滑り止めマットはセリアで購入しました。
滑り止めマットはハサミで簡単にカットすることができます。突っ張り棒の両サイドに設置するため、1本につき2枚用意しました。
突っ張り棒の両サイドに滑り止めマットを貼り、カラーボックスに設置しました。
滑り止めマットは小さくカットしているので目立ちやすいです。ホワイトやアイボリーの滑り止めマットが多く、白い壁に馴染みやすいのも嬉しいポイントでした。
ニトリのカラーボックスに突っ張り棒を設置し、洋服収納スペースを作りました。物を掛ける時は耐荷重を超えないようにしています。
両サイドに滑り止めマットを挟むだけで、以前よりも落下しにくくなりました。価格が安く、試しやすい方法です。
100円ショップの防災グッズコーナーに置かれていることが多い「耐震マット」を使用しました。左の2点がダイソー、右がセリアの商品です。
耐震マットは角型タイプが多く、あらかじめ小さくカットされています。ハサミでカットすることもできるので、はみ出す時はサイズ調整が可能です。
商品パッケージの裏面には使用上の注意点や使い方が掲載されています。耐震マットは水洗いが可能で、繰り返し使用することができました。
今回はセリアの耐震マットを使用しました。あらかじめ小さくカットされているので、そのまま使いやすいです。
突っ張り棒を設置する場所に耐震マットを貼りました。
両サイドに耐震マットを貼り、突っ張り棒を設置して完了です。
耐震マットは透明なので目立ちにくく、突っ張り棒がずれるのを防いでくれます。
剥がす時も簡単でした。耐震マットは跡が残りにくく、ネジなどが不要なので家具や壁を傷つけません。
何か良い「突っ張り棒落下防止グッズ」がないか探していたところ、アマゾンや楽天で評価が高かった「突っ張り棒が落ちない君」を見つけました。
突っ張り棒落下防止の専門グッズで、サイズは小と大の2種類を販売しています。今回は小サイズの「突っ張り棒が落ちない君」を使用しました。小の耐荷重は30kgで、重さがある物を掛ける時に活躍します。
「突っ張り棒が落ちない君」はホッチキスで固定して使用するアイテムです。小サイズで直径2.2cmまでの突っ張り棒に対応しています。
楽天市場でも販売しており、送料無料のショップが多いです。
商品パッケージの裏面に設置方法や取り外し方が掲載されています。
「突っ張り棒が落ちない君」を使用する上で注意したいのが、使用できる素材についてです。
「大部分の石膏ボードに固定できますが、一部硬質の石膏ボードや硬い木材やベニアには固定できません」と書かれていました。
カラーボックスに設置できるか試してみましたが、ホッチキスの針が通らず取り付けることができませんでした。購入前に使用する場所の確認がおすすめです。
小サイズの「突っ張り棒が落ちない君」に100円ショップの突っ張り棒を合わせてみました。直径2.2cmまで対応しているので、100円で購入できる突っ張り棒は小サイズが使いやすいです。
取り付け前の状態です。商品を開き、下側の四角い線の内側にホッチキスを打ち込んでいきます。
「突っ張り棒が落ちない君」はホッチキスを使用しますが、すべてのホッチキスに対応しているわけではありませんでした。
左のホッチキスのように、針を入れている部分が上に動かないアイテムは使用することができません。
取り付けたい場所に「突っ張り棒が落ちない君」を置き、ホッチキスで留めていきます。コツをつかむまで数回ほど失敗をしましたが、慣れてくると問題なく打ち込むことができました。
硬めの壁だったので少し浮いてしまいましたが、きちんと固定することができました。
両サイドに「突っ張り棒が落ちない君」を設置し、突っ張り棒を置けば完了です。
ダイソーの突っ張り棒がすっきりと収まっています。サイズ内であれば、突っ張り棒の入れ替えも簡単です。
洗濯グッズ収納や衣類スプレー置き場として使用しました。重さがある衣類スプレーは突っ張り棒に掛けると落ちやすいですが、しっかりと固定されていました。
手で抑えてみると、強度が増しているのがわかります。
外す時はホッチキスの針抜き部分を使用し、1本ずつ抜いていきます。問題なくホッチキスの針を抜くことができました。
「突っ張り棒が落ちない君」を取り外した後の壁です。ポツポツと小さな穴が開いているのがわかります。よく見ないと気づかないような穴の大きさです。
絶対に穴は開けれないという場合は不向きなアイテムですが、価格・取り付けやすさ・穴の大きさを考えると導入しやすい商品でした。
アマゾンでも使用レビューや使った感想をチェックすることができます。
大サイズの「突っ張り棒が落ちない君」は、ニトリやホームセンターで販売している強力タイプの突っ張り棒に使用できるアイテムです。
小サイズは丸い穴がありましたが、大サイズは下にある支えに載せて使用します。
設置方法は小サイズで同じで専用針を使用し、ホッチキスで留めていきます。大サイズは25本のホッチキスを打ち込むので、設置に少し時間が掛かりました。
小サイズは4個入りで2本分、大サイズは2個入りで突っ張り棒・1本分です。