コードレスクリーナーやキッチン家電を展開している±0(プラスマイナスゼロ)では、ハンディタイプのスチームアイロンを販売しています。
シンプルで使いやすそうなハンディアイロンを探していたところ、楽天市場のインテリアショップでプラスマイナスゼロのXRS-D010を見つけました。
自宅では、DBKアイロンとプラスマイナスゼロのハンディアイロンを使い分けています。出かける前のシワ取りや着用後の衣類の手入れにはハンディアイロンが便利です。
こちらの記事では、プラスマイナスゼロの「スチームアイロン XRS-D010」を使用した感想や写真をレポートしています。
ハンディアイロンは通販番組やCMで見かけることが多く、スチームアイロンを上から下に当てた瞬間に洋服のシワがすぐに伸びるというシーンをよく見かけます。
あのイメージでハンディアイロンを購入するとガッカリすることも。ハンディタイプのスチームアイロンは、シワをしっかり伸ばしパリパリにシャツを仕上げたい場合には不向きです。
細かいシワを取りつつ洋服をふんわり仕上げたり、お出かけ前に衣類を整えたい場合に重宝します。
アイロン台を使用するタイプのアイロンは洗濯後の衣類に使用しますが、プラスマイナスゼロのスタイルスチーマーは衣類の脱臭や除菌、アレル物質(ダニ由来、花粉)の除去にも役立つので着用後の衣類の手入れにも使用できるのが特徴です。
プラスマイナスゼロの衣類用スチーマーは楽天市場のインテリアショップ「roomy」さんで購入しました。
おしゃれなパッケージ箱の中にはスチーマー本体に加え、専用の軽量カップと毛玉取りブラシ、取扱説明書(保証書)が入っています。
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プラスマイナスゼロのXRS-D010を使用してみて特に良かったのが、使いやすいサイズ感です。少し重さはありますが、片手で持ちやすいデザインで収納する時も場所を取りません。
スチームもしっかりと出ており、細かな洋服シワを取りやすいです。頻繁に使用していますが、スチーマーを使用中に水滴がドバッと落ちたり、洋服にベタっと付いたことはありません。
低価格で販売しているハンディスチーマーの中には水滴がこぼれやすいアイテムがあり、やけどや服が傷む原因になることも。XRS-D010はスチーム量がちょうどよく、快適に使用することができました。
実際に使用してみてココはちょっと使いにくいなと思った点がありました。スチームを出すために水タンクに水道水を入れますが、給水口が少し小さく、入れる時は集中してこぼさないようにしていました。
たっぷりとスチームが出るので水タンクに容量いっぱいの水を入れた場合でも、3〜4着ほどアイロンを掛けた場合は給水が必要でした。(服のサイズ・使用時間によって使用可能枚数は異なります)
プラスマイナスゼロのスタイルスチーマーは、ドライとスチームどちらでも使用可能です。上の写真でボタンが「STOP」の位置にある場合はドライアイロン、「STEAM」になっている時はスチームアイロンとして使用できます。
ボタン一つで簡単に切り替えることができ、ドライアイロンとして使用する場合は給水せずにすぐに使い始めることができました。
アイロン面を見てみると、スチーム穴が5つ空いていました。アイロン面が小さいので小回りがきき、使いやすさにこだわった設計になっています。
シャツの襟まわりやそで口はドライアイロンとして使用し、よりキレイな仕上がりに。
スタイルスチーマーの特徴のひとつが、立ち上がりの早さです。タンクに水が入っている状態で電源を入れると、約24秒後にスチームが出始めました。(ボタンはスチームに設定済)
初めて使用した時は思ったよりも時間が掛かるなぁと思ったのですが、先にスイッチを入れておいて洋服の準備をしておくとあっという間です。
電源ボタンの上にある照明がチカチカと点滅し、点灯に変わったらアイロンがけができます。(上の写真ではスイッチがドライになっています)
取扱説明書には重さが700gと記載されていました。コードを抜いた本体部分の重さを測ってみると、水なしで552g、水タンクが満タンの状態で667gでした。
実際に持ってみるとすごく軽いというわけではありませんが、片手で問題なくアイロンがけができる重さでした。
スチームで使用する水は水道水のみが使用可能です。沸騰したお湯は入れることができず、常温の水を使用します。
ドライアイロンとして使用する場合は、水タンクに水を入れずにそのまま使用可能です。
水タンクの残量は使用中も確認することができました。たくさんの服をまとめて手入れする場合は、計量カップに追加のお水を準備しておくとスムーズです。
ハンディタイプのアイロンは、ハンガーに掛けたままアイロンがけできるのが便利なポイントです。コートやワンピースなど長さがある衣類にアイロンを掛ける場合は、ハンガーを片手で高く持ち上げるとよりアイロン掛けがしやすくなりました。
アイロン台を準備せず、すぐに洋服の手入れができるので便利です。
取扱説明書の5ページ目に「繊維製品の素材と使い方」が記載されていました。ベルベット、ウール、カシミヤ、アクリル、シルク(絹)はアイロン面を衣類に当てることはできません。アイロン面を衣類から離し、スチームを当てていきます。
レーヨン、ポリエステル、麻、綿はアイロン面を衣類に当ててシワを伸ばすことができました。革製品はスタイルスチーマー自体が使用NGです。
ハンディアイロンは使い始めは難しく感じる場合がありますが、コツを掴むとアイロン掛け時間を短縮することができます。
ハンガーに掛けた状態でスタイルスチーマーを使用する場合は、袖や裾の端を軽く引っ張りながらアイロン掛けをするとスムーズでした。
シワを上手に伸ばすには衣類の橋を軽くひっぱり、本体をゆっくり滑らせるように上から下へ繰り返し動かします。
説明書では「動かす速さの目安:10cmを約3秒で」と書かれていました。動かすスピードが早い場合は衣類の種類によってはシワが取れにくいことも。
音が鳴るのでご注意ください(*^^*)
— ぱんくま (@clipnotebook) September 18, 2019
動画では本体を早めに動かしていますが、シワを取る時はスチームをしっかり当て、本体を上から下へゆっくり動かします。 pic.twitter.com/DwqIWqhMTF
スチームはモクモクではなくシューーっといった感じで出てきました。(上の動画では本体を早めに動かしていますが、実際はもう少しゆっくりと動かします)
プラスマイナスゼロのハンディアイロンで特に気に入っている点が、アイロン単体で自立する点です。使用中もデスクやチェスト上に置きやすく、収納する時も省スペースで収納することができます。
上の写真ではスタイルスチーマーと2Lペットボトルを並べてみました。
スタイルスチーマーは電源コードは約3mと長く、コンセントの差し込み口が少ない場所でも使いやすいです。
便利な反面、ハンガーに衣類を掛けてアイロン掛けをしている時に電源コードが床にコツコツと当たりやすいのがやや難点。
3mの電源コードは付属の結束バンドでキレイにまとめることができました。使用時も結束バンドが離れず、紛失する心配がありません。電源コードと結束バンドが同系色なのも嬉しいポイントです。
スタイルスチーマーはそのまま置いておきやすいシンプルなデザインですが、セット一式を一つのボックスにまとめておくと持ち運びがしやすいです。
上の写真では、無印良品のポリプロピレンメイクボックス(350円)にまとめて収納しました。毛玉取りブラシや計量カップも一緒に入れています。
無印良品の通販サイト「ポリプロピレンメイクボックス」の商品ページへ
計量カップは洗面所の近くに置き、スチーマーアイロンをクローゼットの近くにそのまま置いておくこともできます。インテリアに馴染みやすいシンプルなデザインで、自立するのでスッキリとした印象に。
自宅ではホワイトを使用していますが、イエローやディープブルーも販売しています。ポップな色合いのイエローとシンプルなホワイト、どちらにするか悩みました。
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細かいシワが付いているシャツをハンガーに掛け、スチームでアイロン掛けをしました。シャツのアイロン掛けをする場合は襟の一番上のボタンを閉めます。
シャツがパリッと仕上がったわけではありませんが、細かなシワが取れ、ふんわりと着心地が良い仕上がりに。「出かける前にシャツのシワが気になって」という場合に便利でした。
襟まわりや袖口はアイロン台を使用するとよりキレイに仕上げやすいです。
秋に活躍するカジュアルシャツにもスタイルスチーマーを使用しました。元々パリッとしたシャツではありませんが、軽くシワを取るとより着やすくなります。
胴と腰まわりはシワが入りやすい部分です。スタイルスチーマーで軽くアイロン掛けするだけで、スッキリとシワを伸ばすことができました。
スタイルスチーマーを買ってよかったと特に思ったのが、カーディガンのシワ取りです。羽織ったり、バッグに入れたりすることが多いカーディガンはシワが入りやすいアイテムです。クリーニングから返ってきても、時間が経つとシワが入っていることも。
今回はシルク(絹)のカーディガンにスチームを当てました。アイロン面は直接当てることができないので、少し離した位置から使用します。
1分ほどスタイルスチーマーを当てただけですが、細かく入っていたシワがキレイに伸びました。
近くで見るとアイロン前とアイロン後の違いがよくわかります。厚みや生地は異なりますが、カーディガンは一年中着る機会があるアイテムなのでスタイルスチーマーが重宝しています。
シワが入りやすい薄手の長袖トップスにも。出かける前にクローゼットから洋服を取り出すと思っていたよりもシワが付いていた…という場合におすすめです。
綿65%・ポリエステル35%のワンピースにスタイルスチーマーを使用しました。
上半身部分に入っていた細かいシワはキレイに取ることができました。面積が広く、シワがしっかりめに入っているスカート部分はスタイルスチーマーでは伸ばし着ることができませんでした。
全身がストンとしているデザインのワンピースは、ハンディタイプのスチームアイロンが便利です。
スタイルスチーマーはパンツに付いているシワ取りでも重宝します。デニムパンツやチノパンなどの厚手生地はシワが取りきれないことも。
ひざ下部分に特にシワが付いていました。
ひざ下にスチームを当てる時は裾部分を軽く引っ張るように持ち、アイロンをゆっくりと上下に動かしました。3分ほどの作業ですが、キレイにパンツのシワ取りができました。
近くで見るとアイロン掛けをした後のシワの少なさがわかりやすいです。
シワが入りやすいリネンパンツもキレイに仕上げることができました。パンツはもちろん、スカートのシワ取りにもおすすめです。
肌触りが好きで冬場はカシミヤセーターばかりを着ています。カシミヤやウールはアイロン面を直接当てることができず、アイロン面を衣類から少し離した状態でスチーマーを当てました。
カシミヤセーター全体に付いてた細かいシワが伸び、全体的にふっくらとした印象に。スチーム禁止の表示がある衣類では使用できないのでご注意ください。
毛玉取り機や洋服ブラシを使用することが多いのであまり利用していませんが、スタイルスチーマー本体に取り付けて使用できる毛玉取りブラシもセットに含まれています。
アイロン面に簡単に装着することができます。スチーマーは使用せず、毛玉ブラシとして使用する場合は電源を入れずそのままでOKです。
毛足が長い、厚手の衣類の手入れに使用できます。
プラスマイナスゼロのスタイルスチーマーは衣類のシワ取りだけでなく、衣類やファブリック製品の「脱臭・除菌・アレル物質の除去(菌・ダニ由来・花粉)にも使用できるのが特徴です。
汗や食事後の臭い、生乾き、タバコの臭いの脱臭に重宝します。着用前の衣類を整えるだけでなく、着用後の衣類の手入れにも使用できる点が気に入りました。
気軽に洗えない、クリーニングに出す前のアウターの手入れにもおすすめです。
長さがあるコートはハンガーごと片手で持ち上げ、上から下へとスチーマーを当てていきます。(スチーマーも一緒に撮影したかったのですが、片手でカメラを持っていたため、コート単体の写真です)
モコモコで臭いを吸収しやすいアウターの脱臭や除菌にも。
コートやジャケットだけでなく、マフラーやストール、ネックウォーマーなどの巻物も臭いが付きやすいアイテムです。使用後はスチーマーを当てて、脱臭と除菌をしておきます。
スタイルスチーマーは底部分に滑り止めが付いており、転倒しにくくなっていました。円の部分に少し穴が空いており、フックにぶら下げて収納することも可能です。
スタイルスチーマーを購入したインテリアショップでの使用例に掲載されていたのが、ぬいぐるみの除菌です。ぬいぐるみは滅多に洗うことはできないので、スチーマーでこまめに除菌するようにしています。
洗濯ができないソファーやオットマン、カーテン、クッションなどのファブリック製品の手入れにも使用できます。コンパクトで持ち運びがしやすいハンディスチーマーなので、家の中の手入れにも便利です。
スタイルスチーマーは使用後、本体の上部やアイロン面が熱くなるので、必ずしっかりと冷ましてから収納するようにしています。
水タンクに残っている水は毎回捨て、しっかりと乾燥させてから収納しました。取扱説明書の10ページには、アイロン面の汚れやスチーム噴射穴のつまりの対処方法が掲載されています。
シワをしっかりと取り、パリッと仕上げたい場合はアイロン台を使用するアイロン。
細かいシワを取り、ふんわりと仕上げたい場合はハンディ型スチーマーを使用しています。
プラスマイナスゼロのスタイルスチーマーのように起動が早く、ハンガーに掛けてシワ取りができるアイロンが一台あると便利です。
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ハンディ型のアイロンはプラスマイナスゼロだけでなく、パナソニックやツインバード、ティファールも販売しています。
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