すごく汚いというわけではないけれど、家が何となく散らかっている。もう少し家全体をスッキリとキレイにしたい。そう思い、収納方法や生活用品選びを見直すことにしました。
家の中にある持ち物や収納グッズ、収納方法を見直すことで少しずつ「散らからない部屋」に近くことができます。ベースをしっかりと固めると散らかりにくくなり、日々の掃除や手入れがとてもラクになりました。
こちらの記事では、部屋づくりを始める前に行ったことや収納のコツについてご紹介します!
今回は「使用している物を見直す」→「物を減らす」→「家のベースをキレイにする」→「使いやすい収納を考える」→「収納グッズを買う」→「掃除がラクになるアイテムを取り入れる」という順番で散らからない部屋づくりを行いました。
10年ほど使用した家電も見直すことにしました。家電は長年利用していると本当に使用する機能が何か分かってきます。
カウンター上に置いていたFAXはこの10年間でほとんど利用しませんでした…(ただ置いてただけ)。余分な機能がなく、省スペースで利用できるコンパクトサイズの電話機に変更しました。デザインも可愛くて気に入っています。
FAXの他にも大きいサイズのホットプレートやホットサンドメーカーなどを処分しています。特にホットプレートは収納場所に困ることが多く、出し入れが大変だったのでコンパクトサイズのホットプレートに買い替えて収納や手入れがとてもラクになりました。
まずは、使用していない家電や収納グッズ、寝具などを全て処分することから始めます。家の中にある物量が減れば片付けがしやすくなるので、不用品を徹底的に処分するだけでも家の中が大きく変わります。
今回は不用品の量がとても多くなってしまったので粗大ゴミの持ち込みではなく、不用品回収に来てもらいました。
不用品回収は価格が分かりづらく、どんな業者さんに頼めば良いか分からなかったので「くらしのマーケット」というサイトを利用することに。住んでいる地区で評判の良さそうな業者さんを探し、「軽トラック積み放題 8,000円(税込)」というプランを利用することにしました。
不用品回収の当日は男性と女性が2人で作業をしてくださり、15分もかからず荷物の積み込みが終了。上の写真が処分した不用品ですが、軽トラックに全て載せることができました。
不用品が家の中から無くなると、だいぶスッキリとしました。収納や家具の配置を見直す前に、普段から汚れが気になっている場所を掃除するのもおすすめです。
上の写真は一部ですが、ハウスクリーニングの前後を比較した写真です。汚れがこびりついて落ちなかったガス台がキレイになりました…。自己流でワックスを掛けてしまったフローリングは一部分がとても汚れており、拭いても落ちない状態に。プロに掃除してもらってキレイになりました。
「結構汚れているから依頼を出すのがちょっと恥ずかしい…」と思っていたのですが、業者さんが「全然キレイな方ですよ」と言ってくれたので一安心しました(お世辞でも嬉しい…)。依頼をする業者さんやプランの組み合わせによって価格は変わりますが、今回は以下のような料金になりました。
今回はまとめてお願いしたのでセット割引があり、合計料金が「35,424円(税込)」になりました。申し込む前に業者さんとくらしのマーケット内のメッセージでやり取りができたので、料金を聞いてお願いする場所を決めることができました。
35,424円は決して安くない金額なので申し込んだ時は「本当に良かったのか…」とドキドキしました。ハウスクリーニングが終わり、キレイになったフローリングや窓、キッチンやお風呂場を見ると「やっぱりプロに頼んで良かった」と思うように。
一度ベースをキレイにしてもらうと、その後の掃除や手入れがラクになったのも嬉しいポイントでした。「散らからない部屋づくり」を目指す場合、収納方法の見直しだけでなく壁や床、窓をキレイにしておくのもおすすめです。
「どこに何を置くと便利か。ラクか」
収納場所を決める時は、使いやすさを一番重視しています。「水やお茶のペットボトルをストックする場所は冷蔵庫の近くに」や「キッチンシンクを掃除するスポンジは、キッチンシンク下の引き出しに」など、使う場所と収納する場所を近くすると便利です。
家事をしている中で日々自分がどんな動きをしているのかを考え、「ここにコレを収納するとラクだな」と収納場所を見直していきます。空いている場所があるから物を入れるのではなく、使いやすい場所をきちんと確保していきました。
よく使用する物ほど出し入れがしやすい場所に収納し、ちょっとした煩わしさを無くしていくのがおすすめです。キッチン収納では一番下にある引き出しは使いにくいので、掃除用品のストックなど使用する機会が少ない物を入れています。
手頃な価格で購入でき、買い足しがしやすい収納グッズを販売している「無印良品」と「IKEA」の収納グッズを使用した収納例は下記の記事でご紹介しています!
キッチンや洗面所、リビング家具の引き出しに物を収納する場合は、すぐに取り出せるように「蓋がない収納ボックス」を利用するのもおすすめです。引き出しを開けてすぐに取り出すことができ、物の位置が乱れにくいよう仕切りとしての役割も果たしてくれます。
使用する機会が少ない物やホコリを避けたい場合は、蓋つき収納ボックスが活躍します。収納グッズを選ぶ時は、入れたい物の使用頻度や保存状態を考えて選ぶのがおすすめです。
プラスチック製の衣装ケースなど、大きめサイズの収納用品は処分に困ることも多いです。簡単に捨てることができない収納グッズは部屋の模様替えがしづらく、商品が古くなってきた場合でも買い替えをするのが億劫に。
収納グッズを選ぶ際は、以下のポイントを基準にするのもおすすめです。
今まで何度か部屋づくりをしては「何か違う…」と思っていた原因がコレでした。
収納グッズを購入するのが好きなのでバスケットや蓋つきボックスなど、デザインが気に入ったアイテムを度々購入していました。何となく「この収納ボックスが余っているし、ここで使用するか」と決めており、統一感のない収納に…。私の場合は特に色んなデザインのバスケットを購入しており、余らせないために無理矢理使っていたように思います。
「収納グッズを使うために収納する」のではなく、「家事をしやすくするための収納」に頭を切り替える必要がありました。せっかく購入した収納グッズですが、無理に使用しないというのも大切なポイントです。
物を自由に置くことができる収納棚は、散らかりやすいスペースです。収納ボックスや収納ケースを使用することで、物と物の間に仕切りを作ることができ、整理整頓がしやすくなります。
ボックスとボックスの間は適度なスペースを取り、出し入れしやすいようにするのがおすすめ。収納ボックスの種類を揃えることで、統一感を出すことができます。予備の食器など使用する機会が少ないアイテムは、蓋つきボックスに収納しています。
収納スペースがあるとパズルを埋めるように、ぴったりとはまる物を収納していきたくなります。物が出し入れしやすく、見た目もスッキリとさせるために、収納する物の量は全体の8割以下に抑えるのもおすすめ。まだまだ収納できるスペースがある(余白がある)くらいがちょうど良い収納量です。
文房具や郵便物、爪切りなど家族が使用する物は、定位置を決めて収納するのがおすすめです。出し入れしやすい場所に置き、聞かなくても片付ける場所が分かるようにラベルを貼っておくと便利。
収納場所が足りない…という場合は、家具を買い足す前に備え付けの収納スペースのチェックがおすすめです。もともと用意されている収納棚でも天板を増やすことによって、収納スペースを増やすことができる場合も。
収納棚や本棚の一番上など、踏み台を使用しないと物の出し入れが難しいスペースは無理にしようせず、飾りスペースするのもおすすめです。飾りスペースを作ることでインテリアのアクセントになり、より素敵な部屋に仕上げることができます。
使い勝手のよさも重要ですが、見ていて嬉しい気分になるような収納スペースを作るのも「散らからない部屋作り」の重要なポイントです。収納自体が楽しくなるような、自分自身がウットリできるような収納スペースを作ることで、部屋をキレイに維持したいというモチベーションに繋がります。
ブック型収納ケースなど、収納グッズにこだわってみるのもおすすめ。上の写真では年賀状収納など、出し入れする機会が少ないアイテムを収納しています。見せるインテリアを取り入れて、楽しく部屋づくりをしていくのも素敵です。
「散らからない部屋作り」では収納方法も重要ですが、掃除のしやすさも大切なポイントです。汚れやすい場所をあらかじめガードできる生活用品や掃除グッズが出し入れしやすいようにするのもおすすめ。上の写真では「tower 伸縮式ガスコンロ排気口カバー」を使用し、油汚れを落としにくい排気口の網部分をガードしています。
また、キッチンの空きスペースを利用してクイックルワイパーがすぐに取り出せるワイパースタンドを収納しています。クイックルワイパー自体が倒れにくく、出し入れが簡単なので、こまめに掃除したい場合に便利です。
「散らからない部屋」を持続させる場合、散らかさないぞ!という意志だけでは長続きしないことが多いです。収納グッズや便利な生活用品の特性を活かして、使いやすくラクな部屋づくりをすると、部屋が散らかりにくくなります。
また、今まで暮らしてきた中で「本当に必要だったもの」と「なくても困らないもの」を見極めて、必要だったものを残すと掃除がとてもラクになります。何気なくキッチンシンクに置いていた洗い桶を処分したところ、キッチンシンクの掃除がとても簡単になりました。
とても長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございます。部屋づくりや収納方法の参考に少しでもなれば嬉しいです。