無印良品では小物収納グッズだけでなく、キッチンで使用できる保存容器も数多く販売しています。中でもホーロー製とプラスチック製の保存容器は食品保存として使いやすく、冷蔵庫収納におすすめのアイテムです。
上の写真では、ホーロー製とプラスチック製保存容器の全種類を並べてみました。どちらも同じサイズ展開で、重ねて収納することができます。
薄型の保存容器も販売しており、冷蔵庫の中でも重ねて収納できるのも嬉しいポイント。横に並べた時も無駄なスペースができません。
ホーロー製とプラスチック製の保存容器は、保存する食品や温め方によって使い分けるのもおすすめです。どちらも密封容器なのでにおい漏れやにおい移りを防ぐことができます。
残念ながら食洗機には対応していないので、購入の際は注意が必要です。
こちらの記事では、『バルブ付き密閉保存容器(プラスチック製)』と『バルブ付き密閉ホーロー保存容器』の種類や特徴、使い方などを写真付きでご紹介しています。
まずは2種類の保存容器の特徴をご紹介していきます。左側の透明タイプの保存容器『バルブ付き密閉保存容器』は、ガラス製ではなくプラスチック製の保存容器です。医療用器具類や電子レンジトレイで使用されることが多い「ポリメチルペンテン」という素材を使用しており、耐熱・耐冷温度に優れています。
右側の保存容器はホーロー製で酸や塩分に強いのが特徴。酢の物やお漬け物、味噌の保存にも適しています。ホーロー製なのでニオイが付きにくく、ぬか漬けに使用する人も多いです。
どちらの保存容器も同じ形で「浅型」と「深型」の2種類を販売しています。浅型の保存容器は冷蔵庫の中でも重ねて保存しやすく、深型と上手く組み合わせて使用することができます。深型のほうが価格が少し高くなりますが、汎用性が高く、使い勝手が良かったです。
プラスチック製とホーロー製、どちらも同じサイズの保存容器を販売しています。同じサイズ展開なので組み合わせて使用することができるのが嬉しいポイント。蓋は同じデザインになっているので、どちらの保存容器でも使用することができました。
主なサイズは上の6種類です。小・中・大の3サイズが販売されており、それぞれ「浅型」と「深型」があります。大サイズの深型は、カレーやシチュー、おでんの保存に重宝する保存容器です。
上の写真では小サイズの浅型と深型を重ねてみました。種類が異なる保存容器を組み合わせることができるので、冷蔵庫の中をすっきりと整理することができます。
こちらの保存容器は「中サイズ 1個」の上に「小サイズ 2個」が置けるように作られています。サイズがよく考えられているので無駄なスペースが出来にくく、使用しない時も収納スペースを取りません。
ピッタリサイズで重ねることができるので、冷蔵庫から出す時もまとめて取り出すことができます。上にのせる保存容器は小サイズであれば浅型と深型、どちらでもOK。
中サイズと大サイズも同じようにピッタリの重ねることができます。「大サイズ 1個」の上に「中サイズ 2個」が置けるようになっています。「大サイズ 1個」の上には「小サイズ 4個」を置くことができ、冷蔵庫の縦スペースを有効活用できます。
同じ大きさであれば浅型と深型、どちらでもOKです。
無印良品公式サイトのレビューを見ていると「蓋が開けにくい」「蓋がきちんと閉まらない」という口コミがいくつか投稿されていました。少し分かりづらいのですが、蓋を開け閉めする際は「バルブの使い方」が重要なポイントになります。
蓋を開ける場合は空気を取り込むため「バルブを上げる」ようにします。バルブが下がった状態だと蓋が密閉し、なかなか開けることができません。バルブを上げれば簡単に蓋を開けることができます。
今度は蓋を閉める場合です。蓋を閉める場合はしっかりと密封する必要があるので、バルブを下げて空気を追い出します。蓋が本体に当たるまでしっかりと押し込んだらOKです。「蓋が上手く閉まらない…」という場合は、バルブを下げて蓋を押し込めば簡単に閉めることができます。
ここまでは、ホーロー製とプラスチック製保存容器の共通ポイントをご紹介しました。次はプラスチック製保存容器の特徴や使い方アイデアについてです。
こちらの保存容器はプラスチック製ですが、ガラス容器のような見た目で人気を集めています。プラスチックの中でも高温に強い素材を使用しており、電子レンジで温めることができます。
ガラスのような見た目ですが、プラスチック製なので割れにくく軽量なのが嬉しいポイント。保存容器を取り出したり、洗う際も楽チンでした。
プラスチック製の保存容器を購入すると、上のような説明書が付いています。取り扱い注意点や過熱時の取り扱いについて書かれていました。
浅型よりも深型のほうが100円高い価格設定になっており、サイズが大きくなるごとに300円アップしています。
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説明書の中にはバルブの使い方や手入れ方法も掲載されていました。洗浄する場合は食洗機を使用せず、柔らかいスポンジに薄めた中性洗剤を付けて洗います。傷が付きやすい金属たわしは避けましょう。
プラスチック製の保存容器は電子レンジで温めることができますが、直火やオーブンで温めることはできません。耐冷温度は-20度ですが、ホーロー製とは異なり「冷凍可」の表記がないため、冷凍保存は避けるのがおすすめです。
プラスチック製保存容器の魅力は、蓋を開けずに中身を一目で確認できる点です。冷蔵庫を開ければ中に何が入っているか見ることができ、食品の残量や保存状態をすぐに確認することができます。
プラスチック製の保存容器は冷蔵庫だけでなく、食料庫やキッチン収納棚でも使用することができます。軽量で割れにくい素材なので高い場所にも置きやすく、乾物の保存容器としても活躍します。透明タイプの容器なので残量も確認しやすいです。
重ねて使用できるのでスペースを有効活用できるのも嬉しいポイント。常温で使用する場合もバルブを下げてしっかりと密封保存しましょう。
ホーロー製とプラスチック製、同じサイズの保存容器の重さをそれぞれ計ってみました。左がホーロー製、右がプラスチック製の保存容器ですが、ホーロー製よりも半分以下の重さです。プラスチック製の保存容器はホーロー製よりも価格が安く、数を揃えやすいのも特徴。
大サイズのプラスチック製保存容器は、運動会やピクニック、お花見のお弁当箱としても使用することができます。軽量なので持ち運びがしやすいです。
作り置きのおかずを電子レンジで温めることが多い場合は、プラスチック製保存容器が重宝します。電子レンジで温める時は蓋のバルブを必ず上げてから温めます。
蓋を付けたまま温めることができるのでラップを被せる必要がないのも嬉しいポイントです。「あたためボタン」など自動モードを使用して温めると過剰加熱になる場合があります。
次はホーロー製の保存容器についてご紹介します。ホーロー製の保存容器といえば「野田琺瑯」が有名ですが、基本的には同じ使い方ができます。無印良品の保存容器は蓋にバルブがついており、密封保存しやすいのが特徴です。
ホーロー製保存容器は電子レンジで温めることができませんが、オーブンと直火で加熱することができます。オーブンやグリルでも加熱できるので、グラタンやケーキ作りの容器としても重宝します。直火とオーブンで使用する場合は、必ず蓋を外すようにしましょう。
こちらはホーロー製保存容器に入っていた説明書です。プラスチック製保存容器とは違い、冷凍可のマークが表示されています。裏面にはホーローの特徴や取り扱い時の注意点が記載されていました。ホーロー製はプラスチック製よりも割れやすい素材なので、落とさないように注意が必要です。
ホーロー製保存容器はプラスチック製よりも価格が高いです。同じサイズのプラスチック製保存容器よりも500円(深型の場合は700円)高い価格設定になっています。プラスチック製よりも数を揃えにくいアイテムですが、耐久性・耐食性に優れており、長く愛用することができます。
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説明書の中にはバルブの使い方やお手入れ方法が記載されています。プラスチック製保存容器と同じで、食洗機は使用することができません。柔らかいスポンジに中性洗剤をつけて洗います。
焦げ付きや汚れがひどい場合は、お湯に入れて汚れや焦げ付きを柔らかくしてから洗うとのこと。長時間水につけて放置するのもNGです。
ホーロー製保存容器のおすすめの使い方をご紹介していきます。においや液体が漏れず、においが付きにくいホーロー製保存容器はキムチや梅干しの保存容器としても重宝します。
小さいサイズのホーロー製容器も販売しているので、小分け保存にもおすすめです。キムチを保存する場合は、ラップをかけてから蓋をして保存しましょう。
ホーロー製保存容器は、美しい色合いと光沢が魅力です。白の保存容器なので清潔感があり、主張しすぎないのが嬉しいポイント。冷蔵庫をスッキリと見せることができ、液体やにおい漏れがありません。蓋は完全密封式ではないので、横置きや斜めに置くのはNGです。
上段の持ち手付きの保存容器は、野田琺瑯の「ホワイトシリーズ 持ち手付きストッカー 角型L」です。無印良品のホーロー製保存容器ともよく合っています。
ホーロー製は酸や塩分に強く、酢漬けや作り置きおかずの保存容器としても使いやすいアイテムです。小さいサイズも販売しており、重ねて収納できるので常備菜のストックにおすすめ。ぬか漬けや味噌の保存容器として使用する人も多いです。
中サイズのホーロー製保存容器はお弁当箱(ランチボックス)としても使用することができます。男性用として少し量が少なめになるので、小サイズと組み合わせて使用するのもおすすめです。上の写真は中サイズの保存容器を使用しています。
浅型はごはんを上のほうまで入れると蓋が少し閉めづらくなることも。深型は少し食べづらくなりますが、ご飯の量を浅型よりも多く入れることができます。
ホーロー製保存容器は直火が使用できるのが特徴です。直火で使用する場合は炎が底面より大きくならないように注意しましょう。ホーローの割れの原因になる空焚きはNGです。炒め物や揚げ物調理には使用せず、食品を温めるために使用します。
上の写真では残ったハヤシライスをホーロー製保存容器(中サイズ・深型)に入れ、直火で温めています。
温かくなった保存容器は素手で触らないように注意が必要です。持ち運ぶ際はミトンや付近を使用します。また、温かくなったホーロー製保存容器は水などで急冷させず、自然に冷めるのを待ちましょう。
オーブン調理ができるホーロー製保存容器は、グラタンやラザニア、デザート調理にも使用できます。シンプルでおしゃれな保存容器なので、調理後はそのまま食卓に置いてお皿代わりにすることができます。温かくなった保存容器の下には厚手のキッチンクロスを敷き、木製トレーにのせるのも素敵です。
※上の写真では無印良品ではなく野田琺瑯のホーロー製保存容器を使用しています。
ここまでプラスチック製とホーロー製保存容器の特徴や使い方についてご紹介してきました。サイズ展開は同じなので、どちらの保存容器を選ぶか迷った場合は温め方や使用方法、予算を比較して選ぶのがおすすめです。
無印良品の製品は長く販売されていることが多く、買い足しがしやすいので少しずつ揃えていくことができます。
透明タイプ | ホーロー | |
食器洗い機 | × 使用不可 | × 使用不可 |
電子レンジ | ○ 使用可 | × 使用不可 |
オーブン | × 使用不可 | ○ 使用可 |
直火 | × 使用不可 | ○ 使用可 |
冷凍保存 | × 使用不可 | ○ 使用可 |
価格の安さ | ○ 購入しやすい価格 | △ やや高め |
重さ | ○ 軽い | △ やや重め |
耐久性 | △ やや変形しやすい | ○ 優れている |
まずはよく使用するサイズで購入し、使い勝手を確かめるのもおすすめです。無印良品の公式サイトでは各アイテムごとにレビューが掲載されており、保存容器選びの参考になります。
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