巾木(はばき)は、壁と床の間に設置されている細い板です。リビングや玄関、寝室など色んな場所に設置されています。
フローリングと壁の境目に設置されている巾木は、掃除機などが当たって壁に傷や汚れがつくのを防いでくれます。壁紙やフローリングの端部の処理を美しく見せてくれる役割も。
巾木の上部分には少しスペースがあるので埃が積もりやすく、汚れが目立ちやすいのが難点です。お掃除ロボットのルンバやブラーバでは巾木の掃除をすることができず、意識的に掃除をしないとキレイになりません。
自宅の巾木は壁に合わせて白色なので、埃が溜まると目立ってしまいます。たまに掃除機で埃を吸い取ることがありますが、薄くついた黒い汚れはずっと残っていました。巾木が汚れていると部屋全体が少し暗い印象に。
こちらの記事では、おすすめの巾木の掃除方法を写真付きでご紹介します!
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埃が溜まっている巾木を濡れたタオルや雑巾で水拭きすると、汚れが壁紙に広がってしまいます。
フローリングの雑巾がけをしている時に一緒に掃除をするとラクですが、ほこりを取らずに巾木を水拭きをするのは避けるのがおすすめです。巾木についた黒い汚れは水拭きではなかなか落ちず、掃除に時間が掛かってしまいます。
巾木を掃除する場合は、まずは表面の埃を取り除きます。掃除機のブラシを使用して埃を吸い取ることができますが、色んな場所の巾木をまとめて掃除する場合は、掃除機の移動が大変です。
上の写真では、無印良品で販売している「タイル目地ブラシ(250円)」を使用しました。持ちやすく、価格が手頃なのが魅力です。
この他には100円均一ショップやホームセンターで購入できる「ペンキ塗り用のハケ」も便利なアイテムです。細長いブラシは持ち運びが簡単で、巾木の上スペースの埃をスッと落としてくれます。埃がたくさん落ちた場合は、掃除機で吸い込むのがおすすめです。
キッチンカウンター下の巾木掃除をしているのですが、ブラシで巾木の上を少しなぞっただけで、ブラシの先が黒くなりました。
ブラシで巾木の上をなぞるだけで、表面に付いている埃を落とすことができます。埃を取り除くと、巾木自体がうすく汚れているのが分かります。この汚れはブラシや掃除機、水拭きでは落とすことができません。
巾木についた黒い汚れは、重曹とメラミンスポンジで落としていきます。ナチュラルクリーニングの人気アイテム「重曹」は、研磨作用や消臭作用があり、巾木の掃除にも使用することができます。赤ちゃんや小さいお子さんがいる場合でも使いやすく、常備しておくと便利なアイテムです。
こすって使用するメラミンスポンジはカットタイプの物が便利。メラミンスポンジ自体が柔らかく、小さなスペースも掃除がしやすいです。
掃除を始める前に重曹ペーストを作ります。「重曹が3・水が1」の割合で用意し、スプーンなどで混ぜれば完成です。
巾木掃除で使用する物をまとめました。ブラシで表面の埃をとった後に使用する物です。「重曹ペースト・メラミンスポンジ・水拭き用タオル・乾拭き用タオル」の計4点で、持ち運びがしやすいように収納ケースにまとめています。
巾木はリビングやダイニング、キッチン、廊下、玄関、寝室など家の色んな場所に設置されています。まとめて掃除する場合は、必要な物をセットでまとめておくと便利です。上の写真では、IKEAのヴァリエラボックスに掃除セットをまとめました。
掃除グッズの準備ができたら、巾木掃除を始めます。少し水で濡らしたメラミンスポンジに重曹ペーストをつけます。
重曹ペーストをつけたメラミンスポンジで巾木を磨いていきます。メラミンスポンジを少しこすっただけで、灰色の水が出てきました。重曹ペーストの色も灰色に。
少し巾木をこすった後にメラミンスポンジを見てみると、色が灰色に変わっていました。巾木を掃除する場合はメラミンスポンジだけでもある程度汚れを落とすことができますが、研磨作用がある重曹を使用することで、よりキレイに仕上げることができます。
メラミンスポンジでこすった後は、汚れた水や重曹ペーストを取り除きます。タオルか雑巾を用意し、軽く水拭きをします。
水拭きをした後は乾いたタオルで仕上げればOKです。
ブラシで埃を取り除いた後は薄い黒の汚れが残っていましたが、重曹ペーストとメラミンスポンジで新品のようにキレイな状態になりました。メラミンスポンジでこするとすぐに汚れが落ちたので、掃除時間も短いです。
汚れの落ち具合を確認するため、巾木の左部分だけを先にキレイにしてみました。うすい黒の汚れがキレイに落ちているのが分かります。
巾木掃除が終わった後のメラミンスポンジを見てみると、だいぶ汚れを吸収していました。今回はキッチンカウンター下の巾木を掃除してみたのですが、1.5メートルくらいの巾木で、カットされたメラミンスポンジを1個を使用しています。
家の中の巾木をまとめて掃除する場合は、メラミンスポンジは多めに用意しておくのがおすすめです。
巾木は上のスペースだけでなく、横の部分もだんだんと汚れてきます。メラミンスポンジでこすることで、巾木全体がキレイになりました。
掃除前と掃除後の巾木を比較してみました。埃や薄い黒の汚れがキレイに取れ、巾木全体が明るい印象になっています。特に白の巾木は掃除の効果が分かりやすく、汚れが目立ちやすいのが特徴です。
普段はあまり掃除をする機会が少ない巾木ですが、巾木をキレイにすることで部屋にハイライト効果が生まれます。
埃は人が通る場所には集まらず、通り道の隅に溜まっていきます。部屋の角や玄関の端などは埃が多い場所で、巾木に埃がたくさん溜まっているが多いです。
上の写真はリビングのドア横にある巾木です。スペースが小さいので見落としやすい場所ですが、たくさんの埃が溜まっていました。
先ほどと同じようにブラシで埃を取り、重曹ペーストとメラミンスポンジで掃除をしました。小さいサイズのメラミンスポンジは角の部分もこすりやすく、巾木をキレイにすることができます。
人の出入りが多く、外の汚れが付きやすい玄関も巾木が汚れやすい場所です。玄関の巾木には砂ほこりが溜まっていました。
特に角の部分には砂ほこりがたくさん…。玄関のフローリングは毎日掃除をかけていますが、巾木の埃は見落としていました。
まずはブラシで埃を落としました。この作業で大半の埃を落とすことができます。忙しい場合は、ブラシでの埃取りだけでもだいぶキレイになります。
重曹ペーストをつけたメラミンスポンジでこすります。サッとこすっただけでも、すぐに汚れが取れました。
リビングやダイニングと同じように、玄関の巾木もキレイになりました。玄関がキレイになると気持ちよいです。
巾木の掃除をしていて感じたのは、巾木と壁の間の小さな隙間に埃が入り込んでいることです。この埃はブラシや掃除機ではなかなか落ちず、メラミンスポンジと重曹ペーストでこすりながら取り出しました。
隙間に入っていた埃を取り除くと、うっすらと付いていたグレーの線が無くなり、巾木が明るい印象になります。
巾木は掃除をしても、なかなか気づきにくい場所です。小さな汚れですが、巾木が汚れていると何処となく部屋が汚れた印象になってしまうことも。半年に1回ほど巾木の掃除(ブラシ+重曹ペースト+メラミンスポンジ+タオル拭き)をし、キレイに保つのもおすすめです。