家庭科の教科書に出てきそうな可愛いイラストが印象的な洗剤、ハイホーム。天然の原料を使用しているクレンザーで、鍋のこげつきやキッチンの油汚れ、お風呂場の水垢掃除に役立つ洗剤です。
インスタグラムでは「#ハイホーム」のタグでハイホームを使用した写真がたくさんアップされており、人気が再燃しています(昭和38年生まれのロングセラー洗剤)。インスタグラムを見ていると、オキシクリーンとハイホームを使い分けている人も多いです。
価格は1,000円弱で販売されており、楽天市場やアマゾンで購入することができます。今回使用したハイホームは楽天市場のお買い物マラソンで購入しました。
パッケージの裏面です。成分や用途などが記されいます。ハイホームはきめ細かいミクロ粒子の研磨剤ですが、大切なものやデリケートなものを磨く場合は、目立たない場所で試してから使用するのがおすすめです。
ハイホームはキッチンやお風呂場、洗面所など水まわりの掃除におすすめの洗剤です。今回使用してみて、特にお風呂場での掃除に役立ちました。
ハイホームの蓋をあけると、薄い灰色の洗剤が入っています。半練りタイプの洗剤なので、液だれすることはありません。使用する時に表面が硬くなっている場合は、少しかき混ぜてから使用するのがおすすめです。
蓋をずっと開けっ放しにしていると乾いてくるので、使用後は蓋を閉じるようにしましょう。ハイホームが乾いて使えなくなった場合は、暖かいお湯を少し入れてかき混ぜると、また使用することができます。
今回は、キッチンシンクや洗面所、お風呂場掃除などで実際にハイホームを使用した感想を写真付きでレポートします。
ハイホームは「金属みがき」として使用することができます。どれくらい汚れが落ちるのか、まずは10円玉(昭和55年発行)で試してみました。
乾いた布にハイホームをつけ、10円玉をゴシゴシとこすります。すぐに布に汚れがつき、30秒ほどで10円玉がキレイになりました。思ったよりもすぐに汚れが取れたのでびっくり…。無心で何かを磨きたい時に良いかもしれません。
金属みがきなので、カトラリー(フォーク・ナイフ・スプーン)や自転車、トロフィーの手入れにも使用することができます。
ハイホームは「煮こぼれ」や「焦げ付き」も落とせるとのことなので、鍋底の焦げ付き落としにチャレンジしてみました。上の写真は11年以上使用しているティファールの鍋です。底部分に焦げ付きがあり、普段使用している食器洗剤では落とすことができません。
水につけたスポンジをしっかりと絞り、ハイホームを少量つけて、くるくると円を描くように2分ほど磨いてみました。磨いた後はしっかりと水で流します。
焦げ付きがだいぶキレイになりました。溝のようになっている部分の汚れは少し残っている状態ですが、力と時間をかけずに焦げ付きを落とすことができたので、満足度は高いです。今回は試すことができませんでしたが、電子レンジやグリル、五徳の掃除にも使用することができます。
次はキッチンシンクを洗います。11年間使用しているキッチンシンクなので、傷や汚れがたまりやすくなっています。特に壁面は水垢やシール跡がなかなか取れません。
スポンジを水につけ、しっかりと絞ります。ハイホームを付けてシンクや蛇口を磨いていきます。ハイホームは少量つけただけでもよく泡立ち、汚れが落ちるにしたがって灰色が濃くなっていきました。
ハイホームで一通り磨いたら、水でしっかりと流します。新品とまではいきませんが、水垢やくもっていた部分がすっきりとキレイになりました。ハイホームを使用した後、シンクの水はじきが良くなったように感じます。
水垢がついていた壁面もだいぶキレイになりました。見た感じでは気になる傷はついていませんでしたが、始めて使用する場合は、目立たない場所で確認してから全体に使用するのがおすすめです。
次は洗面台をハイホームで掃除します。洗面台は石鹸カスや水垢が付きやすく、特に排水口周りの汚れはなかなか落ちません。
洗面台の掃除には、使い古したタオルと歯ブラシ、スポンジを使用しました。洗面台の広い場所はスポンジで磨き、蛇口はタオルで拭きます。排水口や蛇口の溝部分などは歯ブラシで擦りました。掃除時間は全部で10分ほどです。
光の反射で少しわかりづらいですが、洗面所の水垢や石鹸カスはキレイに取ることができました。ハイホームを使用した後は水弾きも良くなっています。
排水口周りの汚れはお風呂用洗剤などではなかなか取れなかったのですが、キレイになりました。ハイホームは金属みがきの効果もあるので、排水口自体のくすみも取れています。
蛇口についていたウロコ状の水垢もすっきりと無くなりました。接合部分など汚れがたまりやすい場所は、歯ブラシで擦ればOKです。蛇口がピカピカになると、洗面所自体が明るい雰囲気になります。
もう一つのバーもキレイになっています。こちらはシール跡がなかなか取れず困っていたのですが、タオルで磨いて取ることができました。
キッチン、洗面所の次はお風呂場掃除です。浴室で使用しているバスチェアや洗面器は、側面に石鹸カスや水垢がよく付きます。洗面器の側面についた汚れは、お風呂用洗剤で洗ってもなかなか取れず困っていました。
水で濡らしたスポンジをよく絞り、少量のハイホームをつけます。洗面器を軽く磨くと簡単に石鹸カスや水垢を落とすことができました。すぐに汚れが落ちたので、掃除時間は30秒ほどです。この汚れに困っていたので、もっと早く利用すれば良かった…。
我が家のお風呂掃除で一番困っているのが、こちらの黒のカウンターです。黒色カウンターは水垢がつくと白っぽくなってしまいます。この汚れはお風呂用洗剤ではなかなか落ちず、磨いても乾けば白っぽくなっていました。
こちらの汚れもハイホームで簡単に落とすことができました。乾いてからもほとんど汚れが出ていません。ハイホームは研磨剤なのでカウンターに傷がつくのが心配な場合は、目立たない場所でチェックするのがおすすめです。
蛇口もバッチリ汚れが溜まっています。カウンターや壁面、シャワーと一緒にハイホームで磨いていきましょう。
ハイホームは少量でも良く泡立ちます。科学的な成分のクリーナーやクレンザーよりも手肌に優しいですが、お風呂掃除や洗面所など水まわりを掃除する場合は、手袋の着用がおすすめです。
蛇口についていた水垢やくすみがキレイに取れました。ハイホームは力を掛けずにキレイにすることができます。細かい部分はブラシで掃除するとラクです。
シャンプーや石鹸の泡が飛びやすい浴槽の側面もよく汚れています。汚れが固まってしまうと、お風呂用洗剤ではなかなか落ちない汚れです。水気を絞ったスポンジにハイホームをつけ、磨いてみました。そんなに力を掛けずに、側面の汚れを落とすことができました。こちらの掃除時間は3分ほど。
デコボコがあるカラリ床は乾燥しやすいですが、汚れがたまりやすく、なかなかキレイになりません。溝部分に石鹸カスなどが入り込み、ブラシで擦ってもなかなか落ちないことも。今回はブラシにハイホームをつけて磨いてみました。
「完全に汚れが落ちた」とはなりませんでしたが、お風呂用洗剤で掃除するよりもキレイになっています。ハイホームは液体ではなく半練りタイプなので、掃除する時に流れにくいです。
最後は、お風呂掃除の難敵「鏡のうろこ取り」です。写真の鏡は約11年使用しており、うろこ汚れがなかなか取れない状態になっています。1年に1度、プロの業者さんにお風呂掃除をお願いしていますが、鏡のうろこを完璧に取るのは難しいとのこと。
アマゾンのレビューを読んでいると「ラップで磨くと取れやすい」との記載があったので、スポンジで磨いた後にラップも使用してみました。ラップをくしゅくしゅっと丸めてハイホームを付けます。円を描くように磨きました。
ハイホームで鏡を磨いた後、しっかりと乾かしてみました。「うろこ汚れが完全に無くなった」という状態ではなく、7割くらいはキレイになったという印象です。乾くと所々うっすらとうろこ汚れが出てきますが、お風呂用洗剤を使用した時よりもキレイになっています。
うろこ汚れを落とす効果はもちろんですが、ハイホームで鏡を磨いた後は曇りにくくなったのが良かった点です。鏡の半分をハイホームで磨き、もう半分を磨かなかった場合、曇り方が全然違いました。
鏡のうろこ汚れをしっかりと落としたい場合は、水垢洗剤の「茂木和哉」がおすすめです。実際に掃除をした実例写真や使い方を下の記事でご紹介しています。
万能・完璧なクリーナーというわけではありませんが、石鹸カスや水垢、焦げ付きなど今までなかなか落とせなかった汚れを落とすことができました。毎日使用する洗剤というよりも、月に1,2度の手入れに使用したいと思います。
ハイホームは通販ショップによって価格が様々ですが、900〜1,300円で購入することができます。楽天市場やAmazonでもよく売れており、レビューの掲載数も多いです。
アマゾンで買い物をする場合は、配送料が無料になる「Amazon プライム」の利用がおすすめです。(Amazonから配送される商品が対象)