大掃除の中でも特に億劫なのが、窓ガラスの掃除です。特に外側の窓ガラスは土ほこりで汚れやすく、キレイに拭き取れないことも。
窓ガラスの掃除は水垢と拭き跡が残りにくい「スクイジー」が便利です。真鍮のスクイジーは業務用としても使用されていますが、プロではない私が使用すると窓の下部分に水が落ちやすい点が気になっていました。
こちらの記事でレポートしているケルヒャーの「窓用バキュームクリーナー」は水ダレせず、簡単に窓掃除ができるアイテムです。
充電式・コードレスタイプのクリーナーで、水滴をキレイに吸い取ってくれました。窓掃除だけでなく、結露やお風呂場の水滴取りにもおすすめです。
ケルヒャーの「窓用バキュームクリーナーWV1プラス」を使用した感想や気になった点を写真付きで掲載しています。
アマゾンのレビューを見ると、洗車時の水滴取りや結露対策として購入している方も多いです。
アマゾンで「KARCHER 窓用バキュームクリーナーWV1プラス」を見る
出典:ケルヒャー公式サイト「窓用バキュームクリーナー」製品一覧ページ
こちらの記事で使用している「WV1プラス」は2018年3月に登場した新型の窓用クリーナーです。
旧型モデルは「WV50」と「WV75プラス」で、こちらもアマゾンでよく売れていますが、公式サイトでは生産終了と書かれていました。
WV50も評価が高い窓用クリーナーですが、WV1プラスはさらに改良されたモデルです。サイズが小さくなり、クリーナー自体が200g軽くなったので、より窓掃除がしやすくなりました。
本体にワイパーヘッドを付けた状態で重さを量ってみたところ、482gでした。女性も持ちやすい大きさと重さです。
ハンドル部分もより持ちやすい形に改良されています。
WV1プラスの箱の中に入っていたパーツを並べてみました。上には載っていませんが、わかりやすい取り扱い説明書も同封されています。
セットの中に「ワイプパッド」と「専用洗浄剤」が1つずつ入っていました。初めて使用する時は特に買い足す物はなく、セット内容だけで使い始めることができます。
パーツを取り付けると「洗剤+パッド」と「バキュームクリーナー」の2つが完成します。こちらの2つを組み合わせて窓ガラス掃除をしました。
窓掃除をする前に本体を充電しておく必要があります。充電しながら使用することはできず、掃除中はコードレスの状態です。
充電時間は約90分で、旧モデルよりも充電時間が短くなっています。
窓ガラスの掃除を始める前に洗剤の準備をします。セットに含まれるスプレーボトルのボトルキャップを外し、スプレーヘッドを取り付けました。
スプレーヘッドに白いワイプパッドを取り付ければOKです。ワイプパッドはマイクロファイバーを使用しており、フワフワとした手触りでした。
購入時のセットには、スプレーボトル1回分の洗浄剤が含まれていました。
スプレーボトルに洗浄剤の原液を入れます。スプレーボトル本体に「MAX」と書かれた印があり、ここまで水を注ぎました。洗浄剤の準備が完了したら、スプレーヘッドを取り付けて準備完了です。
まずは窓ガラスに洗浄剤をスプレーします。初めて使用する時はなかなか洗浄剤が出ないので、何度かレバーを引く必要がありました。
窓ガラスに付いた洗浄剤を見ると、土ほこりを含んで少し黒くなっているのがわかります。
ワイプパッドで洗浄剤を付けた部分をこすってきます。ワイプパッドはマイクロファイバーを使用しており、強くこする必要はありません。
ケルヒャーの窓用バキュームクリーナーで窓ガラス掃除♪
— ぱんくま (@clipnotebook) 2018年12月15日
洗浄剤を吹きかけて、ワイプパッドで汚れをこする。 pic.twitter.com/qAoRxce2tD
汚れを浮かせるようなイメージで、ワイプパッドを動かしていきます。
窓ガラスの一部分だけをこすったワイプパッドを見てみると、すでに汚れが付いているのがわかります。
窓ガラス1枚分をこすり終わると、ワイプパッドがたくさん汚れた状態に。窓ガラスに土埃が付いているなぁ…と思っていたのですが、ここまで汚れているとは思いませんでした。
洗浄剤を振りかけ、ワイプパッドで汚れをこすった後は窓ガラスに残っている水を吸い取っていきます。
バキュームクリーナーに付いている黒いボタンを押すと、吸い取りが始まります。旧モデルはこのボタンの位置が異なり、新型はボタンが押しやすくなりました。
ワイパーヘッドは強く押し付けず、上から下に動かして汚れた水を吸い取っていきます。窓ガラスに対してなるべく平行になるように動かすと、水をキレイに取ることができました。
上から下に動かした後は、横に動かして残った水を吸い取ります。
1枚の窓ガラスを掃除するのに5分ほどしか掛からず、簡単に窓掃除ができました。
ベランダの窓ガラス4枚を掃除したので、溜まった汚水を捨てます。4枚の窓ガラスを掃除すると、ワイプパッドに付いた汚れがすごいことに…
タンクに貯まった水を見ると、真っ黒でした。土埃を含んだ水がしっかりと取れています。タンクに書かれているMAXのラインを超えると水漏れする恐れがあるので、タンクの水はこまめに捨てるのがおすすめです。
流してみるとあまりの黒さに驚きました。
WV1プラスで同じ場所の窓ガラスを掃除する前、掃除した後の写真を並べてみました。写真ではわかりづらいですが、たくさん付いていた土埃や手垢がキレイに取れています。
吹き跡はほとんど残りませんでしたが、完璧というわけではありませんでした。洗剤が乾き始めたり、ちょっと雑に水取りをした場所はうっすらと拭き跡が残っていました。
仕上げにマイクロファイバーのクロスでササっと乾拭きをすると、よりキレイに仕上げることができます。上の写真では100円ショップで購入した布巾を使用しました。
吹きかけた洗剤が乾いてしまうと、汚れが残りやすくなります。窓ガラスは一気に掃除せず、1枚の上半分、下半分に分けて「洗浄→拭き取り」を行いました。
窓用バキュームクリーナーの1回の稼働時間は15分です。ずっと動かしているわけではないので、4枚分の窓ガラスを1回の充電内で掃除することができました。
窓ガラス4枚の掃除は全部で30分以内に終えることができ、想像以上に簡単でした。
窓ガラス掃除が終わったら、使ったパーツをキレイにしてから保管します。タンク内の水を出し、水で洗い流します。
乾いた雑巾やタオル、キッチンダスターで水気を拭き取りました。ゴムワイパーも左右に動かすと抜き取ることができ、水洗いがしやすいです。
たくさんの汚れが付いたワイプパッドを洗います。取り外したワイプパッドを水で洗い流しました。
水で軽く洗っただけでも汚れが取れやすいです。洗濯機で洗う場合は、柔軟剤は使用できません。
洗った後はしっかりと乾かしてから保管します。
バキュームクリーナー本体は使用前だけでなく、使用後も充電してから収納します。充電しておくと結露やお風呂の水滴取りなど、使いたい時にすぐに使用できるので便利です。
充電せずに長期間保管しておくと、次回使用時に過放電により電源が入らなくなることも。「使い終わったら充電」というパターンで使用しておくと問題ありません。
バキュームクリーナー本体は水滴取りとして使用できるアイテムです。お風呂を使った後に水滴をしっかりと取っておくことで、カビの原因を減らすことができます。
窓ガラス掃除では使用する回数は少ないですが、お風呂の水滴取りとして普段づかいしています。
アマゾンや楽天市場のレビューで評判がよく、とても期待していた商品でした。ケルヒャーの楽天市場店で購入しましたが、商品到着も早かったです。
実際に使用してみると水ダレが全く起こらず、用意していた新聞紙や吸水シートは使用しませんでした。
少し拭き跡は残る場合がありますが、マイクロファイバーで乾拭きするとキレイになるので許容範囲です。
ケルヒャー楽天市場店「窓用バキュームクリーナーWV1プラス」商品ページ
バキュームクリーナー本体も重くなく、片手で問題なく操作できます。
使っていて気になったのは「音」です。旧モデルよりも作動音が小さくなっていますが、やはり掃除機をかけているような「ウィーン」という音はします。
洗剤が乾かないうちに、バキュームクリーナーで汚れた水を吸い取ります!
— ぱんくま (@clipnotebook) 2018年12月15日
水が下に落ちない。 pic.twitter.com/gQyh0z61XX
マンションのベランダで使用していると隣の家のベランダには聞こえる大きさでした。使用する時は時間帯を考え、朝早くや夜遅くは避けて使用します。
税込7,500円前後とケルヒャーの製品の中では手頃な価格です。年に2回ほどしか使用しないという場合であれば、割高に感じるかもしれません。
窓ガラス掃除をこまめにしたり、結露やお風呂場の水滴取りとして併用する場合は、お得な価格だと思います。
私自身は億劫だった窓掃除が簡単にでき、お風呂場の水滴取りとして使用しているので、買って良かったアイテムです。
窓用バキュームクリーナーはコンパクトサイズなので収納がしやすいです。水滴取りなどで使用する機会が多い場合は、箱から出して収納するのがおすすめです。
使用せずに長期保管する時は箱に入れておきます。説明書によると、バキュームクリーナー本体は立てて収納し、希釈した洗浄剤は長期保管がNGです。
ワイプパッドを繰り返し使用して汚れが落ちなくなった場合は、替えのワイプパッドを購入することができます。洗浄液は1箱に4個(スプレーボトル4回分)が入っており、一度購入すると長持ちしました。