ニュースを見ていて、ふと不安になりました。
「もし自分が急に入院したり、何らかの事態に巻き込まれてしまったら…。自分しか把握していない情報がたくさんあり、家族が困ってしまう」
今まで何となく後回しにしてたけど、家族のために必要な情報をまとめたノート(アナログ)を用意しておくべきだなぁ…と思った。
— ぱんくま (@clipnotebook) November 20, 2019
お買い物マラソン中にエンディングノート的な物を購入しよう。
パソコンやスマートフォン、自分の頭の中、デスク近くの収納ケースなど、大事な情報がバラバラの場所にある状態です。
自分自身や家族の情報を整理(棚おろし)する意味でも、エンディングノートのように大事な情報をアナログでまとめておこうと思いました。
自分と一緒にスマホやパソコンが使えなく可能性も十分にあるので、ノートにまとめることにしました。
はじめは自宅になる無地のノートに書き込んでいこうと思ったのですが、必要な項目がきちんと揃っているエンディングノートを使用することに。
自分自身の項目記入漏れを防ぐだけでなく、家族が知りたい情報を見つけやすい作りになっているのがポイントです。
また、パスワードなど書くべきではない項目も把握することができました。
評判がよかったKOKUYO(コクヨ)のエンディングノート「もしもの時に役に立つノート」を購入し、書き込みました。
アマゾンや楽天市場では定価より安く購入することができます。今回は楽天市場のショップで購入し、送料も無料でした。
エンディングノートといえば年を重ねてから相続を意識して書くノートいうイメージでした。こちらは表紙の「LIVIG & ENDING NOTEBOOK」とあるように、終活だけでなく、生活する上での備忘録としてすぐに使用できるノートです。
「もしもの時に役に立つノート」にどんなことが記入できるか分かるように、ノートの中身の写真も掲載しています。(個人情報が含まれるので記入前の写真です)
もしもの時に役に立つノートのサイズはB5(横182mm×縦257mm)に近い大きさでした。A4サイズよりも小さく、保管しやすい大きさです。
文房具メーカーであるKOKUYOが販売しているエンディングノートなので、長期保存に適した中性紙を採用しています。しっかりと厚みがあり、しなやかでめくり心地が良いのが特徴。
インクがにじみにくく、なめらかな書き心地のノートでした。(記事内の写真は記入前の内容です)
エンディングノートに専用のカバーが付いており、汚れや傷みからノートを保護してくれます。
写真やメッセージ、音楽などを記録したメディア(CV・DVD)を保管できるディスクケースも付いていました。(ブルーレディスクはNGです)
エンディングノート自体にCV・DVDは付いておらず、ディスクケースのみがセットになっています。
ノートのカバーポケットにディスクケースごと収納することができました。
郵便物や書類、写真、メッセージなどをまとめておくことが可能です。
エンディングノートといえば年を重ねてから用意するものと思っていましたが、実際に内容を見てみるとすぐに記入できる内容がほとんどでした。
何かあった時に伝えておくべき内容をわかりやすくまとめることができるノートです。
一度に全て書ききらず、わかるところから少しずつ埋めていきました。
まずは記入開始日と名前を書いておきます。
目次が用意されているので、何ページにどんな情報が記載されているか一目でわかります。
エンディングノートにはない内容を追記した場合は、目次ページにメモを残しておくとより分かりやすいです。
楽天市場「コクヨ もしもの時に役に立つノート」の商品一覧ページへ
エンディングノートがどんな時にどのように役立つか、見開き3ページ分が漫画で紹介されていました。
「日常生活の中で困った話」では、お財布を落とした時や保険について考える時、プロバイダの変更、親戚への連絡など、実際におこりうるシーンが描かれていました。
エンディングノートに記載している内容が変わった場合は、修正したり、追記をすれば問題ありません。説明文には「今のあなたを記録し、伝えるノートです」と書かれていました。
「もしもの時に役に立つノート」に記載できる内容をご紹介していきます。
自分に関する基本的な情報を記入しておきます。住所や勤務先は変わる可能性があるので、鉛筆で書くようにしました。
こちらのノートの中でもきちんと記録しておきたいと思った項目です。健康保険証や運転免許証、パスポートなどの公的な管理番号を控えておくと、紛失などの際に重宝します。
今回、エンディングノートを購入しようと思ったきっかけが資産管理でした。もし自分に何かあった場合、家族がどこにお金や資産があるのか分からない可能性が高いと思ったからです。
我が家の場合、ネット証券の情報をきちんと共有できていなかったので、放置される可能性がありました。
保有している預貯金を一覧でまとめることができます。金融機関や名義だけでなく、預貯金の種類や口座の用途も記入することができました。
ネットバンク(インターネット銀行)の口座や通帳がない口座も忘れずに記入します。
暗証番号の記入はNGです。通帳や印鑑の保管場所も記入しないようにと注意書きが掲載されていました。
なんとなく把握している引き落とし状況について一覧でまとめることができます。変更が生じやすい項目なので記入前にこちらのページをコピーしておくと、修正・追記がしやすいです。
公共料金などをクレジットカードで支払っている場合は、カード名を記入しておきます。
有価証券は本人以外が知らないことが多いです。主な株式や国債、iDeCo、NISAについても記載しておきます。
証券口座以外の金融資産があれば記載しておきます。
所有している不動産情報を記載できるページです。一戸建ての場合は、土地と建物を別々に記載します。
登記簿の記載内容はなるべく書いておきましょうと記載されていました。
美術品や貴金属、ブランド品、自動車などの資産を記載できます。記入スペースはやや少なめでした。
意外と忘れやすいのが、レンタル倉庫やトランクルームの利用です。把握されず放置される可能性が高いので、記入欄が用意されているのは便利でした。
楽天市場「コクヨ もしもの時に役に立つノート」の商品一覧ページへ
気づけば枚数が増えている場合が多い、クレジットカード。所有しているクレジットカードを家族分まとめておくと便利です。
紛失時の連絡先を記入しておくと、もしもの時に役立ちます。有効期限や暗証番号の記入はNGです。
●意外と見落としがちなのが、電子マネーやポイントカードです。残高があるカードを中心に記入するようにしました。
生命保険や医療保険、個人年金保険、火災保険、自動車保険、学資保険などを一覧でまとめることができます。
「主にどんなときに請求するか」を書いておくと、もしもの時に状況把握がしやすいです。
家族分を記入する場合は欄が足りなくなる可能性が高いので、記入前にページ自体のコピーを取っておくと情報をまとめやすいです。
公的年金や私的年金の情報をまとめることができます。
「年金の確認の際に役立つ、成人後の学歴・職歴もきちんと書いておきましょう」と記載されていました。
携帯電話(スマートフォン)やパソコンは個人で利用しているので、家族と必要な情報を共有できていませんでした。
パソコンについては、サポートセンターやプロバイダー連絡先の記入欄も用意されています。こちらのページも変更されることが多いので、記入前にページのコピーを取っておくと書き換えがしやすいです。
「記入欄が全然足りない」と思ったのが、ウェブサイトのID記入欄でした。記入前にこちらのページのコピーを数枚取っておくことに。サイトだけでなく、アプリの情報も記入しておくと便利です。
ネットショッピングやよく利用しているサイトのIDと登録メールアドレスを記入できます。パスワードは書かず、パスワードの再発行に必要な情報を記載しておきました。
大事なコレクションや思い出の品について記入できるページです。保管場所やもしもの時の処分方法、備考欄が用意されています。
ペットについての記入ページもあります。かかりつけの動物病院や加入しているペット保険、もしもの時の希望を伝えることができるページです。
項目が細かく分かれているので情報を確認しやすく、記載漏れを防ぐことができます。
家族の中で自分しか把握していないことを記載できるページです。お金や車、衣類、食事、学校、管理組合や町内会、習いごとなどの伝達事項を記入できます。
記入スペースが足りない場合はメモを追加し、自分なりにカスタマイズするのがおすすめです。
何かあった時に家族や親戚の情報をわかりやすくまとめておくと便利です。
携帯電話や勤務先など変更がある項目は鉛筆で書くようにしました。
いざという時に役に立つのが親戚の情報をまとめたページです。スマートフォンにデータが入っている場合もノートに記載するようにしておきます。(スマホ自体が壊れたり、バックアップが確認できない可能性あり)
入院時や葬儀時の連絡の有無の項目も用意されていました。
エンディングノートで特に良いと思ったのが、こちらの親戚表です。自作は難しい表で、親族同士の関係性が確認しやすくなりました。
特に配偶者の親戚関係はきちんと把握できていないことが多いので、親戚表を作っておくと便利です。
前のページの親戚一覧に番号をふり、親戚表に記載しておくとより使いやすくなります。
命日や法要については記憶しきれなくなってくるので、一覧でまとめておくのがおすすめです。家族や親族、大切な人の冠婚葬祭の記録ページも用意されていました。
入院や葬儀など、もしもの時に必要になるのが連絡すべき友人・知人の情報です。
名前や連絡先、もしもの時の連絡の有無を記載できます。「どんな間柄」なのかは必ず記載するようにしました。
友人・知人だけでなく、連絡先として残しておきたいお店や会社の情報も記入できます。
自分自身のアレルギー情報や健康上の注意点、かかりつけの病院や常用している薬について記載できるページです。
自分自身がうまくコミュニケーションが取れなくなった時のことを考え、どのようにして欲しいか希望を記入することができます。
葬儀について希望を伝えることができるページです。考えを伝えることで家族の負担軽減に。
具体的に考えられない場合は、書けるところから記入していきます。
お墓についての考え方、希望を記入できるページです。自由に書き込みができるメモページも用意されていました。
エンディングノートには遺言ではなく、遺言書の有無や保管について知らせることができます。
相続と遺言書の基礎知識がわかりやすくまとめられていました。
最後は残しておきたいデータ(写真・メッセージ・音楽など)について知らせることができるページです。家族や友人にメッセージを残すスペースも用意されていました。
KOKUYOのエンディングノートにはない項目を記入する場合は、メモページの利用がおすすめです。
3ページ(見開き1.5ページ)がメモ欄として用意されていました。
KOKUYOのエンディングノートをベースとし、足りない項目を追記することで自分なりのエンディングノートが完成します。
SNSを利用しており、SNSでのみ繋がっている人も多いです。家族はあまりSNSはしないので、ノートに記載して伝えておくようにしました。
huluや漫画の定期購読など、自分しか把握していない月額課金(サブスク)も多いです。利用休止(解約)しないと料金を払い続けることになるので、利用しているサブスクの情報も追加しました。
また仕事上、税理士さんにお世話になっているので、何かあった場合は連絡してもらうように記載しました。
内容をざっと見ると記入欄が多く、面倒に感じてしまうことも。お金のことや連絡先など記入がしやすく、必ず伝えておきたい情報から書くようにしました。
保険やクレジットカードの年会費など、契約しているプランの把握・見直しにも役立ちました。情報がバラバラの場所にあるので、1箇所にまとめておくと必要な時にすごくラクです。
まとめておくべき情報をノートに書くことで、自分自身の頭の中がすっきりとしました。家計管理の見直しやいざという時に周りをサポートしてくれるノートになります。
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