水垢洗剤「茂木和哉(もてぎかずや)」はインスタグラムで見かける機会が多く、ずっと気になっていました。
2,000円弱と洗剤としては高めの価格なので、「もし汚れが落ちなかったら、ちょっとショックかも…」と購入をためらっていましたが、思いきって購入してみることに。
購入する前にアマゾンや楽天市場のレビューをチェックしました。アマゾンではレビューが350件ほど投稿されており、使い方のコツや感想を見ることができます。
レビューは星5つが131件、星1つが69件と分かれており、よく落ちた人と落ちなかった人がパッキリと分かれているようです。それぞれのレビューを読んでいると、「よく落ちた」と書いている人は使い方のコツを掴んでいるようでした。
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茂木和哉は、温泉のしつこい水垢を落とすために生まれた洗剤です。頑固な汚れを落とす前提で作られている洗剤なので、自宅にできる水垢もよく落ちます。
液性は「弱酸性」になっており、水垢に強い成分「スルファミン酸」を含んでいるため、ドラッグストアで購入する風呂用洗剤よりも強力です。
パッケージの裏面を見ると品名が「水垢用クレンザー」と記載されており、研磨剤としての作用もあります。しつこい水垢(スケール)を溶かしながら、研磨剤として汚れを物理的に落とすことができるため、他の洗剤では落ちない鏡のウロコ汚れも落とすことができます。
今回は、キッチンと浴室の水垢掃除を中心に試してみましたが、IHクッキングヒーターの天板掃除にも使用できるようです。また、下記の素材には使用することができません。
茂木和哉で掃除する場合は、まずは目立たない場所でチェックし、問題がないか確認してからの使用がおすすめです。
茂木和哉は200mlと洗剤の中では少なめの量です。片手でボトルを持つことができます。届いた時は「足りるかな?」と心配になりましたが、少量ずつ使用するので、キッチン・浴室・洗面所をまとめて掃除した場合でも半分以上の量が残りました。
アマゾンや楽天市場のレビューを読んでいると、洗剤と一緒に使用する道具選びが重要なようです。キッチンやお風呂場掃除で使用する分厚いスポンジは不向きです。
分厚いスポンジを使用するとスポンジの中に洗剤が入り込んでしまい、洗剤の効果がほとんど無くなってしまいます。
今回は同じ茂木和哉シリーズのスポンジ「超人たわしZ」を使用することに。アマゾンで洗剤を購入する時に一緒に注文しました。
薄く柔らかいので、蛇口などの細かい部分も洗いやすそうです。
まずは水垢が付きやすいキッチンシンクを掃除します。11年以上使用しているキッチンシンクなので曇りやすく、壁面には水垢がたくさん付いています。
超人たわしZに洗剤「茂木和哉」を付けます。こちらの洗剤を使用する時は炊事用手袋を着用しましょう。
洗剤をつけたスポンジでキッチンシンクを磨いていきます。使い始めて見ると、「あれ?思ったよりも泡立たない」と感じました。クリームクレンザーやハイホームなどの研磨剤は泡立ちが良いですが、茂木和哉はあまり泡立たない洗剤のようです。
キッチンシンク内を一通り磨いてみました。上の写真のように泡立ちがないので、クリームクレンザーなどと比べると「洗えてる感」は少ないです。この段階では「本当にキレイになっているのか…」と心配でした。
洗剤で洗った場所をシャワーでしっかりと水洗いしていきます。
水洗いをし、水分を拭き取って見るとキッチンシンクがピカピカな状態に…!洗っている段階では不安でしたが、水垢をキレイに取ることができました。
鏡面仕上げのキッチンシンクは傷が付いてしまうので、使用することができません。特に新築のキッチンシンクで使用する場合は、目立たない場所でチェックしてからの使用がおすすめです。
次は洗面所の蛇口を掃除していきます。ここも水垢が付きやすく、汚れが目立ちやすい場所です。洗面所にタオルを置き、使用する度に水を拭き取っていますが、水垢はどうしても付いてしまいます。
スポンジに洗剤をつけ、磨いて行きます。掃除をしている途中にスポンジを見てみると、ベージュ色の洗剤がグレーっぽい色になっていました。
まだら模様になっていた蛇口の先の部分もキレイに。水垢が取れてピカピカになるのが嬉しいです。
こちらの掃除時間は1分程でした。力を入れず、軽く磨くだけでキレイになります。水気を拭き取った後はマイクロファイバー布巾で磨くと、よりキレイに仕上がりました。掃除時間が短いので来客前の掃除にもおすすめです。
蛇口全体を見てみてもキレイに仕上がっています。
次は水垢がたくさん付いている浴室を掃除していきます。上の写真は洗い場に付いているタオル掛けです。フックの部分にたくさんの水垢がついており、まだら模様になっていました。
タオル掛けも茂木和哉で磨いていきます。
薄いスポンジなので隙間部分も洗いやすいです。バーはスポンジで包み、横に滑らせながら磨くことができました。スポンジで磨いた後はしっかりと水で流します。
掃除前、掃除後で比較してみました。まだら模様になっていた水垢がキレイに取れ、新品のような状態になっています。
水をたくさん浴びるシャワー用スライドバーやフックも水垢ができやすい場所です。まだら模様だけでなく、水垢の固まりができるていることも。お風呂掃除の際、浴室用洗剤とスポンジで磨いていますが、水垢はほとんど落とすことができません。
こちらも茂木和哉で掃除していきます。
スポンジに茂木和哉を付け、少し磨いてみるとスポンジがグレーっぽい色になりました。しっかりと汚れが取れているようです。
水でしっかりと流した後、水気を拭き取りました。まだら模様と曇りがキレイに取れています。新品のような輝きが戻ってきました。
シャワーヘッドを掛けるフック部分もキレイになりました。
掃除時間が短く、簡単に水垢を落とすことができます。シャワー用スライドバーは目に留まりやすい場所にあるので、こちらがキレイになっていると浴室が明るい印象になります。
上の写真のようにスポンジでは取れにくい汚れもあります。しっかりと擦ると落ちることが多いですが、少し時間が掛かってしまいました。
水垢汚れが落ちにくい場所は、ラップで掃除するのもおすすめです。ラップに茂木和哉を少量つけ、汚れている部分を磨きます。
スポンジで落ちにくかった汚れも簡単に落とすことができました。
まだら模様になっていたシャワーヘッドもキレイになりました。こちらの掃除時間は1分ほどです。
次は浴室の蛇口を掃除します。蛇口は水垢や石けんカス、皮脂など色んな汚れが付きやすい場所です。
スポンジに茂木和哉を少量つけ、磨いていきます。薄いタイプのスポンジなので細かい部分も洗いやすいです。
水で洗い流し、水気を拭き取ると蛇口がピカピカに。まだら模様や曇りが取れ、キレイになりました。ピカピカになったので写り込みがしやすくなり、写真を撮るのがちょっと大変でした…!
手を掛ける部分が特に汚れていましたが、キレイな状態になっています。
見落としがちな側面や蛇口の後ろ側も磨きました。蛇口がピカピカになると気持ちが良いです。
上の写真は浴槽の横に付いている手すりです。浴槽の向こう側に設置されているので、細かい部分がきちんと洗えておらず、水垢がたくさん溜まっています。
こちらも茂木和哉で洗っていきます。
固まっていた汚れやまだら模様の水垢がキレイに取れ、写り込みもハッキリと見えるようになりました。
お風呂掃除の難敵といえば「鏡のウロコ汚れ」です。11年以上使用した鏡には、たくさんのウロコが付いています。風呂掃除の際に浴室用洗剤とスポンジで洗っていますが、ウロコ汚れが取れることはありません。
以前、ウロコ汚れを取るために「ダイヤモンドパッド」で時間を掛けて擦ったことがあります。丁寧に擦ったためウロコを落とすことができましたが、時間が掛かってしまい、半分だけ掃除をして断念してしまいました。
茂木和哉は鏡のウロコ取りにも効果的なようなので、どれくらいキレイになるか楽しみです。
鏡のウロコ取りはスポンジではなく、ラップを使用しました。ラップに少量の茂木和哉を付けます。
茂木和哉をつけたラップでくるくると磨いていきます。滑りが悪い時は、ほんの少しだけ水を加えると磨きやすくなりました。
広範囲で磨くのではなく、少しずつ全体を磨いていきます。ラップはこまめに変えたので、鏡の掃除を始める前にラップをたくさん準備しておくとスムーズです。
茂木和哉は「汚れを溶かす力」と「研磨剤で汚れをこすり落とす力」があります。「汚れを溶かす力」を利用するため、すぐに洗い流すのではなく、何回か洗剤を重ねながら磨いていきましょう。つけ置き効果があり、より汚れが落ちやすくなります。
何回か磨いたらシャワーでしっかりと洗い流します。
水洗いをした後は水気を拭き取り、一度しっかりと乾燥をさせます。鏡のウロコ汚れは掃除した直後はほとんど見えませんが、しっかりと乾くと元の状態に戻ることが多いです。乾いた状態で汚れの状態を確認します。
タオルで水気を拭き取った後、浴室乾燥機で乾かしました。鏡の状態を見てみると、ウロコ汚れが半分ほど落ちていました。軽く磨いただけなのに、これだけウロコ汚れが落ちるのはビックリです。
茂木和哉は、磨いている時は本当に汚れが落ちているのかよく分かりません。ウロコ汚れが残っている部分は、こすり洗いが不十分だった場所です。1回で完璧にウロコ汚れを落とそうとせず、残っている汚れの場所を確認して、さらにキレイに仕上げて行きましょう。
どの辺りにウロコ汚れが残っているか確認したら、2回目もラップと茂木和哉を使用して磨いていきます。
2回目の掃除が終わったら水で洗い流し、しっかりと乾燥させました。ウロコ汚れの95%以上がキレイに落ちています。正直言うと、ここまでキレイに落ちるとは思っていませんでした。もっと早く購入すれば良かったです…
ダイヤモンドパッドの1/6くらいの時間で掃除をすることができ、力もほとんど掛かっていないので、疲労度が違います。作業時間が短いだけでなく、汚れを溶かしながら擦ったので、鏡自体に傷がつきにくいのも嬉しいポイントです。
鏡のウロコ汚れは写真では確認しづらいですが、鏡の写り方でも違いがよく分かります。鏡を手で触ってみると以前はザラザラとしていましたが、掃除の後はサラサラとした手触りになっていました。
冬や梅雨の時期は浴室乾燥機をよく利用します。濡れたタオルなどを掛けることが多いので、浴室用の物干し竿にも水垢汚れがたくさん付いていました。
こちらも茂木和哉で磨くと簡単にキレイになりました。相当汚れていたようで、スポンジが濃いグレーに。
価格がネックでなかなか購入に踏み切れなかった洗剤ですが、水垢汚れが本当によく落ち、購入して良かったと思います。特に浴室の水垢や鏡のウロコ取りにも最適です。使用中はキツいニオイはしませんが、換気をしながら使用しましょう。
200mlと量は少なめですが、少量ずつ使用するので使い切るには時間が掛かりそうです。しつこい汚れの場合は一度で落とし切ろうとせず、2回・3回と徐々に汚れを落としていくとキレイになります。
茂木和哉はドラッグストアで販売していることが少ないので、アマゾンや楽天市場など通販での購入がおすすめです。レビューもたくさん掲載されており、使い方の参考になりました。