インスタグラムやブログで見かけることが多い洗剤、OXI CLEAN(オキシクリーン)。塩素や蛍光剤を使用しない酵素系漂白剤で、衣類やキッチン、浴室の掃除に活躍するアイテムです。
インスタグラムでは「#オキシ漬け」のタグでオキシクリーンを使用した写真がたくさんアップされており、人気が再燃しています。販売元であるアメリカ製のオキシクリーンは大型スーパーマーケット「コストコ」で購入することができます。
アメリカ製のオキシクリーンよりもコンパクトサイズで、肌と環境に優しい日本版オキシクリーンも販売しています。上の写真では左が日本オリジナル版(中国生産)、右がアメリカ製オキシクリーン(コストコで販売)です。
日本オリジナル版のオキシクリーンは丸型の容器に入っています。アメリカ製は約5kgと大容量ですが、日本版は1,500gと試しやすい容量です。サイズもコンパクトなので収納がしやすく、LOHACOや楽天市場、amazonなどの通販サイトで購入することができます。
こちらのオキシクリーンはLOHACOで購入しました。オキシクリーンの使い方などが書かれたリーフレットが一緒に入っており、はじめて使用する場合に役立ちます。
オキシクリーンはお湯に溶けると酸素の泡を発生させます。その泡が衣類や食器、ファブリックの汚れやシミを浮き出させ、キレイに洗浄することができます。漬けおきをすることで汚れをしっかり浮き出すことができ、嫌な臭いも取り除いてくれます。
オキシクリーンを購入する時に悩むのが、日本版とアメリカ製のどちらにするかという点です。インスタグラムでは「日本版は全然泡立たない」というコメントを見かけることが多く、アメリカ製に買い替える人も。上の写真では日本版とアメリカ製のオキシクリーンの粉をそれぞれ並べてみました。
日本版とアメリカ製のオキシクリーンは洗浄能力に違いはありません。日本版オキシクリーンはあまり泡立ちませんが、しっかりと汚れを落としてくれます。
日本版のオキシクリーンには「界面活性剤」が入っておらず、肌や環境に優しい仕様になっています。日本版オキシクリーンがあまり泡立たないのは、水と油を混ぜ合わせる働きを持っている「界面活性剤」が入っていないためです。
日本版オキシクリーンのパッケージ裏面には、使用上の注意点や原材料、輸入販売元情報を見ることができます。赤字で「お湯(40~60度)で使用いただくと効果的です」と記載されています。
容器内には付属の専用スプーンが入っており、1杯につき約28gのオキシクリーンを入れることができます。
シミ抜きやつけ置き、セラミックタイルなど用途別に目安となる配合が書かれていました。初回は少し薄めに作り、様子を見て使用するのもおすすめです。日本版オキシクリーンはAmazonでも購入することができ、レビューもたくさん掲載されています。
こちらはコストコや楽天市場などで購入できる本家「アメリカ製オキシクリーン」です。約5kgと大容量のオキシクリーンは、置き場所を探すのが少し大変かもしれません。保存容器に移し替えて使用する人も多いです。
今回はコストコではなく、楽天市場のショップで購入しました。Amazonのレビューでは「中の袋が破れて粉が漏れていた」という投稿を数件見かけましたが、楽天市場で購入したオキシクリーンは問題ありませんでした。ただ、オキシクリーンの箱に送り状が貼られるケースもあるので、箱に傷をつけたくない場合はコストコでの購入がおすすめです。
パッケージの裏面には日本語で書かれた説明書きのシールが貼られていました。使用上の注意点や使用量の目安が記載されています。アメリカ製と日本版それぞれに付属されているスプーンは大きさが異なります。使用する際は、それぞれに記載されている配合を目安にしましょう。
オキシクリーンはお湯を加えた後、しっかりとかき混ぜて溶かします。6時間以上経過した液剤は効果が消えてしまうため、使用する度に溶液を作成しましょう。
アマゾンで買い物をする場合は、配送料が無料になる「Amazon プライム」の利用がおすすめです。(Amazonから配送される商品が対象)
まずは食器・グラス類の漬けおき洗いで使用しました。茶渋やコーヒーの汚れがついたカップ類を用意します。どのグラスも通常の食器洗剤では落ちない汚れです。
オキシクリーンを使用する場合は、周りが濡れても大丈夫な場所で使用しましょう。無垢材やワックスが効いたダイニングテーブルで使用して液体が落ちた場合、その部分が変色する可能性があります。
50度程のお湯にオキシクリーンを溶かし、グラス類を付けました。しばらくすると、ぷつぷつと小さい泡がたくさん出てきます。茶渋とコーヒー汚れがひどかったので、1時間弱漬けおきをしました。
漬けおきが終わったら溶液を流し、グラスを食器洗剤で洗います。グラス底の汚れやマグカップのコーヒー汚れ、湯呑みの茶渋がキレイに取れました! 漬けおきした後でも少し汚れが残っている場合は、メラミンスポンジで洗うとキレイに取れることも。
インスタグラムで見かけることが多いのが、キッチンシンクでの利用です。水切りやまな板、調理器具の漬けおき洗いができ、キッチンシンク自体もキレイに洗浄することができます。
上の写真では日本版オキシクリーンを使用しました。アメリカ製と違って泡立ちが少ないので「洗った!」という感覚が持ちにくいですが、汚れを浮き出す泡の動きがよく分かります。
冷蔵庫の中の棚を取り外し、キッチンシンクで漬けおき洗いをしました。こちらはアメリカ製オキシクリーンを使用しており、よく泡立っています。日本版とアメリカ製、どちらもしっかりと汚れが落ちていました。
※ シンクに防汚コーティングがされている場合は、コーティング剤の種類によってはコーティング面が剥がれることがあります。
次は洗面所のシンク汚れです。洗面所は水アカや石鹸カスなどの汚れが付きやすく、ほっておくとすぐに汚れてしまいます。10年以上使用しているシンクなので、どんどん汚れが目立ちやすくなってきました。
シンクに栓をして、50度のお湯とオキシクリーンを入れます。蛇口周りも汚れていたので、オキシクリーンをふりかけ、ペースト状に塗ってみました。
1時間ほど漬け置きしました。溶液を流す前に布巾やスポンジに少し付けて、蛇口を拭くのもおすすめです。溶液を流すと少し石けんカスが残っていたので、メラミンスポンジで軽くこするとキレイになりました。
オキシクリーンはお風呂場の掃除にも向いている洗剤です。浴槽にフタや風呂椅子、風呂桶などを入れました。お風呂グッズと浴槽を一緒に洗浄することができます。
付属のスプーンでオキシクリーンを入れます。お湯を50度くらいに設定し、シャワーでお湯を追加しました。
アメリカ製のオキシクリーンは泡がたくさん出てくるので、浴槽が泡だらけに。4時間後くらいに漬けおきを終え、お風呂グッズや浴槽を水でキレイに洗い流しました。
今回は浴槽ではなく、風呂床を洗浄しました。カラリ床は乾燥しやすく便利な風呂床ですが、くぼみに汚れが溜まりやすく、スポンジやブラシではなかなか汚れが落ちないことも。
排水溝から漬けおきの溶液が流れないように、ビニール袋に水を入れて排水溝に置きました。オキシクリーンを床にかけ、50度くらいのお湯をかけて漬けおきをします。お風呂場から脱衣所に水が漏れないように、使用しなくなったバスタオルを扉部分に置きました。
3時間ほど漬けおきをし、溶液を流しました。水で一通り流したあと、カラリ床のくぼみ部分をブラシで軽く擦ります。すべての汚れを落とすことはできませんでしたが、風呂床全体が明るくなりました!
オキシクリーンを使用してみて一番効果を実感したのが、レースカーテンの漬けおき洗いです。10年以上使用しているレースカーテンは、洗濯してもくすみがなかなか取れない状態でした。浴槽にレースカーテンを入れ、オキシクリーンとお湯のシャワーを追加します。
約4時間ほど漬けおきをすると、段々と泡が少なくなってきました。漬けたばかりの頃は分かりませんでしたが、浴槽の溶液がすごい色に…。
オキシ漬けをしたレースカーテンを洗濯機で洗います。レースカーテンを取り除いた後の溶液は、とても汚れていました。
洗濯を終えたレースカーテンは購入時のように真っ白に!10年以上使用しているレースカーテンなので、ここまでキレイになるとは思いませんでした。レースカーテンがキレイになると、部屋全体が明るく見えます。
最後はフローリングの汚れ落としです。以前自分で掛けたワックスがフローリングに残っており、なかなか取れない状態に。ワックスが中途半端に残っていると、フローリングが汚れたような状態になります。
オキシクリーンで作った溶液に雑巾をつけて、フローリングを拭きました。ワックスの残り汚れがキレイにとれ、フローリングが明るい印象に。
オキシクリーンをフローリングで使用する場合は注意が必要です。まずは目立ちにくい場所でテストするのがおすすめ。無垢材のきれいなフローリングやワックスがきちんと効いているフローリングは、オキシクリーンの使用は不向きです。
オキシクリーンを使用する場合は、フローリングや木製家具に溶液が落ちない場所で使用しましょう。
2018年3月末にオキシクリーンを使用した掃除本が発売されていました。オキシクリーンの基本的な使い方や掃除方法について、写真付きでわかりやすく解説されています。
キッチンやお風呂場、ベランダ、玄関など場所別に掃除方法が掲載されているのが良かったです。
日本版とアメリカ製のオキシクリーンは、どちらも通販で購入することができます。2つの違いは「界面活性剤の有無」と「容量」です。
泡立ちが良いアメリカ製オキシクリーンは洗浄をする楽しさを実感することができます。より肌と環境に優しいオキシクリーンを選びたい場合は、日本版がおすすめです。
コストコで販売しているアメリカ製オキシクリーンは、楽天市場やAmazonで購入することができます。送料無料で販売しているショップも多く、使用レビューも掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
日本版オキシクリーンは、LOHACOや楽天市場、Amazonで購入することができます。サイズは500g・1500gの2種類を販売しており、お試しで使用したい場合は500gタイプがおすすめです。LOHACOは1回の注文で1,900円以上を購入する場合は送料が無料になります(※2016年11月)。