オリジナル家具を展開しているブランド「TIME&STYLE(タイムアンドスタイル)」では、家具だけでなく美しい器も販売しています。
長崎県の波佐見町で製造されている磁器の重箱は年末限定で生産されていました。毎年、早めに売り切れることが多く、11月下旬の販売を待ち通しにしている方も多いアイテムです。
年末限定生産だった磁器の重箱は定番商品となり、好きな柄を揃えやすくなりました。TIME&STYLEの公式通販サイトでも購入することができますが、楽天市場に出店しているショップ「scope」さんで購入しています。
こちらの記事では、TIME&STYLEの重箱の種類や使い方実例を写真付きでご紹介。サイズや柄選びの参考になれば嬉しいです。
scopeの楽天市場店で「TIME&STYLE 重箱」の詳細を見る
TIME&STYLE重箱は、白磁と印判(柄あり)タイプを販売しています。今回ご紹介する柄タイプの重箱は「小・中」の2サイズがあり、「大・長角」は白磁のみです。
左が小、右が中の重箱です。中は大きそうに見えますが、「幅13cm×奥行き13cm×高さ5.3cm」と重箱としてはやや小さめのサイズ。
小サイズの重箱に手を添えてみました。通販サイトの写真では分かりづらいですが、小サイズは小皿ほどの大きさで「幅8.5cm×奥行き8.5cm×高さ4.3cm」です。
中サイズの重箱は、ちょうど手の平と同じくらいの大きさでした。
TIME&STYLEの重箱は、本体と蓋が別売りになっています。重ねて使用できるので、蓋は必ずしも購入する必要はありません。まずは好きな柄の本体を購入するのがおすすめです。
蓋も本体と同じように磁器でできており、しっかりとした重さを感じます。本体にカチっとはまるように裏面の縁部分が低くなっていました。
本体と一緒に蓋を揃えましたが、重ねて使用することが多いので使用する機会が少ない蓋も多いです。
シンプルでおしゃれなデザインの蓋は、単体で使用できそうなデザイン。本体と一緒に使用し、お菓子置きとしても重宝します。
TIME&STYLEの重箱は、scopeさんで購入することが多いです。2017年もscopeで重箱を購入しました。素敵な食器やキッチン用品を販売しており、利用する機会が多いショップの一つです。
梱包も丁寧で、キレイな状態で届きました。
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蓋もきちんと梱包材に入っていました。取り出しやすい梱包材なので到着後の負担も少なく、ゴミも思ったより出ませんでした。
納品書と一緒にリーフレットやオリジナルデザインのポケットティッシュも同封されていました。scopeさんは問い合わせにも丁寧に対応していただけるので、安心感があります。
小サイズの重箱を量ってみました。本体は1個202gです。
蓋は101gで、本体の約半分の重さでした。「角松皮菱/赤絵」の小サイズの重箱は、本体と蓋を合わせて303gです。
重箱の重さは若干の個体差があります。こちらの重箱は211gと9gの誤差がありました。
今度は中サイズの重箱を量ってみました。本体のみで469gと、小サイズの倍以上の重さです。
本体と蓋を合わせると724gでした。蓋単体は255gで、小サイズの本体よりも重さがあります。
次は重箱の柄についてご紹介します。TIME&STYLEの重箱は、青系と赤系の2タイプを販売しています。
青系の柄は全部で3種類。食卓に取り入れやすい色と柄で、和食とよく合います。柄は小と中で統一されており、セットで揃えやすいです。
別売りの蓋も同じ柄で統一されています。上の写真では、小の重箱(青系)を3個並べてみました。
同じ青系の重箱ですが、白の面積によって印象が異なります。白が多い柄はよりモダンな印象です。
青系の中で使いやすいと感じているのが、こちらの「四角ちらし/呉須」です。小さな四角が水玉模様のように配置されており、白の面積が多いのも特徴。
他の柄よりもモダンな印象で、食卓のアクセントにおすすめです。
手書きのような縞模様が素敵な「縞/呉須」は、シンプルで飽きのこないデザイン。料理の盛りつけの器を選ぶ時、無意識にこちらの柄の重箱を手に取ることが多いです。
青系の重箱の中では、一番和の印象が強い柄です。模様の密集度が高く、重厚な印象。「極七宝/呉須」の中サイズの重箱は、うな重やちらし寿司の器として活躍しています。
赤系の重箱は2種類のみを販売しています。赤色は食卓に取り入れるのが難しい色ですが、洗練されたデザインのTIME&STYLEの重箱は、意外と使いやすいアイテムでした。
2つの柄の重箱を重ねて使用するのも素敵。白が少なく、重厚な印象の「菱結/赤絵」を下にすることが多いです。
重箱の柄選びに迷った場合は、まずは同じ色の系統(青or赤)で揃えるのもおすすめ。
実際に手に取ってみて良いな…と感じたのが、こちらの「角松皮菱/赤絵」です。赤と白の組み合わせで、白が多いので使いやすく感じました。和モダンな柄の重箱は、白い和食器と相性バッチリです。
小さな模様が細かく描かれている「菱結/赤絵」は、重厚感がある重箱です。他の重箱と一緒に使用する場合は、白が多い柄と合わせるのがおすすめ。普段づかいはもちろん、お正月の器としても活躍しています。
重箱を購入する時は、どの柄から揃えるか悩みました。柄の名前も少し分かりづらいので、購入の際は確認画面でのチェックがおすすめです。
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TIME&STYLEの重箱は、重ねて使用することができます。本体の裏面を見てみると端の部分が低くなっています。
重箱は何段でも重ねることができますが、最大で3段までにしています。特に小サイズは3段重ねが使いやすく、薬味や漬け物入れとしてもおすすめです。
TIME&STYLEの重箱は、漆器ではなく磁器なので冷蔵庫に入れることができます。食事を準備した後、そのまま冷蔵庫に入れておくことができるので便利です。
重ねることができるので、冷蔵庫の縦スペースを有効活用できるのも嬉しいポイント。取り出す時は一番下の重箱をしっかりと持つようにしています。
一番上の重箱にのみ蓋をしています。蓋がない場合はラップでも問題ありません。
TIME&STYLEの重箱は決して安くないアイテムです。一度に購入するのは難しく、少しずつ揃えていきました。蓋と本体が別売りなので、セットで揃えるとなかなかのお値段に…
どのアイテムから揃えるか悩む場合は、まずは本体を購入するのがおすすめです。蓋は必要性を感じた柄だけ購入すればOKで、重ねて使用する場合は一番上の重箱分の蓋があれば問題ありません。
柄が異なる重箱を重ねて使用すると、重ねる順番を変えるだけで大きくイメージが変わります。好みの組み合わせを見つけるのもおすすめです。
TIME&STYLEの重箱を購入する時に注意しておきたいのが、形についてです。磁器は四角い器を作るのが難しく、製造過程で少しの歪みが出ることがあります。
焼成時に歪みが生じやすく、特にサイズが大きい中は若干の歪みが生じることも。ガタツキについてはscopeさんの商品ページでも記載がされていました。
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次は重箱を使用した盛りつけ例をご紹介していきます。中サイズの重箱は、ちらし寿司や海鮮丼の器として活躍するアイテムです。
男性はやや物足りない量かもしれませんが、四角の器は盛りつけがしやすく、キレイに仕上がります。お正月やイベントはもちろん、普段づかいにもおすすめです。
重箱なので高さがあり、盛りつけがしやすいのも嬉しいポイント。四角い器は丼とは違った魅力があります。
上から見た姿も美しいです。
食事の前は別売りの蓋をしておくのも素敵です。開ける時のワクワク感があり、埃も避けることができます。
黒のお盆は、楽天市場で販売している「工房・百の手 半月盆」を使用しています。
にぎり寿司のお皿として中サイズの重箱を使用しています。1個の重箱に6貫のにぎり寿司を入れることができました。
12貫、18貫のにぎり寿司を入れる場合は、重箱を積み重ねて使用するのがおすすめです。段ごとに巻き寿司、押し寿司と種類を分けるのも素敵。
TIME&STYLEの重箱は中が白色なので、お鮨をキレイに見せることができます。赤の重箱はお正月でも活躍するアイテムです。
お盆は先ほどと同じ「工房・百の手 半月盆」の朱を使用しました。
磁器の重箱は木製トレーともよく合います。無印良品の角型トレーと合わせて使用しました。
お正月に重箱を使用する時は、箸置きもお正月に合ったデザインの物を選ぶと素敵です。上の写真ではKIHARA KOMONシリーズの箸置きを使用しています。おすすめの箸置きについては、こちらの記事でご紹介しています。
にぎり寿司を食べる前は蓋をして準備をしておきます。白色が多い「角松皮菱/赤絵」柄の重箱は圧迫感がなく、モダンな印象に。
蓋を開ける時のワクワク感が楽しいです。TIME&STYLEの重箱は普段づかいはもちろん、ホームパーティーや来客用の器としても活躍します。
お刺身を2種盛りつけました。四角い器は刺身皿としてもよく映えます。
上の写真では中サイズの重箱を使用しました。
お刺身を魚ごとに分けたい場合は、小サイズを組み合わせて使用するのがおすすめです。
種類ごとに分けて盛りつけることで取りやすくなり、省スペースで置くことができます。まぐろなど赤色を含むお刺身は、青系の重箱を使用することが多いです。
重箱は高さがあるので、おかずの盛りつけにも活躍します。中サイズの重箱に煮物を盛りつけました。料理がキレイに映え、いつもと違った印象に。
重箱を組み合わせて使用するのもおすすめです。おかずの量に応じて、小と中を使い分けています。
和デザインの重箱はサラダとも相性バッチリ。青系の重箱はグリーンと合わせやすいカラーです。
和食だけでなく、洋食やオードブルの器としても使用できます。
ひじきなど少量のおかずは、小サイズの重箱に入れています。朝食の器にもおすすめです。
四角い器は、食卓に並べやすいという特徴があります。直線でキレイに並べることができるので、丸皿よりも省スペースで並べることができました。ラインがキレイに揃っていると気持ちいいです。
小サイズの重箱は、ネギやミョウガなどの薬味入れとして活躍します。麺類やお茶漬け、お鍋、手巻き寿司の時の薬味入れに。
深さがあるので、たっぷりと薬味を入れることができます。
TIME&STYLEの重箱に薬味を入れて、前に並べると嬉しい気分になります。青系の重箱は、グリーンの薬味がよく映えます。
薬味を使用しない時は重ねておけばOKです。テーブルのスペースを節約することができ、食卓のアクセントにもなります。
TIME&STYLEの重箱の使い方でおすすめなのが、漬け物の器として使用することです。冷蔵庫にそのまま入れることができるので、他の保存容器に移し替えることなく使用できます。
冷蔵庫では重ねて保存し、朝食などで食べる時に食卓にそのまま並べます。旅館でも見かけることが多い使い方です。
食卓で重箱を移動させることがある場合は、トレーにのせておくと便利です。上の写真では、無印良品の木製角型トレーを使用しています。
TIME&STYLEの重箱は普段づかいはもちろん、お正月の食器としても活躍します。おせちを全て入れるのは難しいですが、他の重箱と組み合わせて使用するのもおすすめです。
上の写真ではDEAN&DELUCAの白い三段重と組み合わせて使用しています。
数の子や梅干し、しらすを入れました。お正月には赤色の重箱がおすすめです。
食べきれない場合は、蓋またはラップをして冷蔵庫へ。小サイズの重箱は味移りを避けたいおかずの器として活躍します。
お正月に活躍するDEAN&DELUCAの重箱については、下の記事でご紹介しています。
TIME&STYLEの重箱は、食事だけでなくお菓子の器としても活躍します。洋菓子も合わせやすいですが、和菓子が特におすすめです。小サイズの重箱に金平糖や豆菓子を入れるのも素敵。
中サイズの重箱を和菓子の器として使用しました。程よくスペースがあり、和菓子の美しさを引き立ててくれます。
和菓子を1個ずつ盛りつける場合は、小サイズの重箱がおすすめです。食べる前は蓋をして、埃を避けることができます。
小サイズの重箱は和菓子がキレイに入る大きさです。
和菓子と重箱の柄の組み合わせを考えるのも楽しいです。