お風呂場は湯アカや皮脂汚れ、石けんカスなど色んな汚れが混ざっている場所です。お風呂場用洗剤とスポンジでは落ちない汚れも多く、掃除方法に悩むことも。
汚れがよく落ちて、使いやすいお風呂場用洗剤がないかアマゾンで探していたところ「リンレイ ウルトラハードクリーナー バス用」を見つけました。
カビ取り剤との併用も考慮して、アルカリ性に調整されている洗剤です。レビュー評価が高く、「よく落ちた」とのコメントが多かったので試してみることにしました。
リンレイは家庭用洗剤だけでなく、プロが使用する業務用洗剤も販売しています。公式サイトには「今までは諦めていた強烈なバス汚れも徹底分解します」と書かれており、どれくらい落ちるのか気になるところ。パッケージに貼られていたシールも気合いが入っている感じです。
「ウルトラハードクリーナー バス用」は容量が700mlと風呂用洗剤の中では量が多い製品です。価格はアマゾンで「1,154円(※2017年1月時点)」と高めですが、容量が多めなので買い替え頻度はあまり高くありません。
※ おふろのルック・スプレータイプで容量は400ml、詰め替え用は350ml
スプレーボトルを持ってみると大きいのがよく分かります。マチが広いボトルで、少し重い印象です。
パッケージの側面には注意書きや使い方が記載されています。こちらの洗剤を使用する場合は、炊事用手袋は必須です。ノズル先端部を閉めた状態でスプレーすると、開けた時に液だれする場合があります。
パッケージの裏面には用途が書かれていました。新しい洗剤を使用する場合は、使える場所と使えない場所をきちんと確認するのがおすすめです。ウルトラハードクリーナーバス用は鏡やガラスには使用できないので、お風呂場の鏡掃除はできません。
お風呂場の掃除で特に悩んでいるのが、カラリ床(溝のようなデコボコ表面)に入り込んだ汚れです。水切りをよくするために床の表面に小さな溝があり、その中に石けんカスや皮脂汚れなど、色んな汚れが溜まってしまいます。(上の写真ではうっすらと汚れが付いているのが分かります)
小さな溝に入り込んだ汚れはスポンジでは洗うことができず、汚れの種類も複雑化しています。クエン酸や重曹など色んな洗剤を試しましたが、なかなかキレイに落ちませんでした。
ブログやインスタを見ていると「シールはがしがカラリ床の掃除に効果がある」とのこと。できれば本来の使い方ができる洗剤で落とせないかと思い、こちらの洗剤を試してみることにしました。
ウルトラハードクリーナーバス用のアマゾンレビューを見ていると「カラリ床の汚れが落ちた」というレビューが何件かあったので、本当に落ちるのか楽しみです。(下のシールはがしのレビューには、浴室掃除に使用したコメントが何件か掲載されています)
ウルトラハードクリーナーバス用でカラリ床の掃除をしていきます。
炊事用手袋を着用し、ウルトラハードクリーナーバス用を床に吹きかけていきます。汚れから約15cmほど離れた場所からスプレーし、床全体にウルトラハードクリーナーバス用をかけました。お風呂場掃除をする場合はしっかりと換気をし、部屋の窓も開けておくのがおすすめです。
洗剤を床全体に吹きかけると、小さくシュワシュワという音がしました。この状態で20分ほど置きます。
アマゾンレビューでは「20分ほど置いてからブラシでこするとよく落ちた」という口コミが多く、すぐにブラシでこすってもあまり汚れが落ちないとのことでした。
20分ほど待ちます。この間に洗面所を掃除しました。
20分ほど置くと洗剤の泡はほとんど無くなった状態に。すぐに水で流さず、ここからブラシで床をこすっていきます。
カラリ床を掃除する場合は柔らかいスポンジではなく、溝の汚れをかき出すことができるブラシタイプの掃除道具を使用します。今回は使いやすく手頃な価格で購入できる「QQQバスクリーナー」でこすりました。
ブラシが固めなのでお風呂の床がこすりやすいです。溝の汚れをかき出すため、色んな方向にブラシを動かし洗いました。
しつこい汚れがある場所は小さなブラシで集中的に磨きました。広い面のブラシよりも確実に汚れを落とすことができます。まずは広い面のブラシで洗い、しつこい汚れの部分を小さなブラシで洗うのもおすすめ。こちらは同じQQQシリーズのポイントブラシです。
細いブラシは小回りがきくので、広い面のブラシでは洗いにくい場所もしっかりと掃除することができます。
ブラシで磨き終わったら、洗剤をしっかりと洗い流します。通常のお風呂用洗剤よりも強めの洗剤なので、流し残しがないように注意します。
カラリ床の掃除が終わったら、しっかりと乾かします。お風呂場の汚れは濡れた状態では確認しづらいので、乾かしてから汚れがどれくらい落ちたかチェックしましょう。
床が早く乾くようにタオルで水を拭き取ります。浴室乾燥機でも乾かし、カラリ床の状態を確認しました。パッと見た感じでも床全体が白くなったのが分かります。
こちらの写真は上で見ていただいた掃除前のカラリ床です。掃除後の写真と見比べて見ると、うっすらと付いていた汚れが取れているのが分かります。
カラリ床の溝に入り込んでいた薄茶色の汚れが少なくなっています。頑張ってブラシでこすった甲斐がありました。
薄茶色の汚れの汚れが無くなったので、全体が明るい印象に。他のお風呂用洗剤を使用し、ブラシでこすった時はあまり落ちなかったので、20分置いたウルトラハードクリーナーが効いていると思います。
洗剤を吹きかけるだけではしつこい汚れを落とすことはできませんが、ブラシと組み合わせて使用することでカラリ床の掃除がしやすくなりました。
カラリ床の掃除が終わったので、お風呂グッズも掃除をしていきます。用途に「洗面器・バスチェア」も入っていたので、洗面器は洗うことができます。
上の写真の洗面器は、フチの部分にうっすらと汚れがついています。スポンジでこすってもなかなか落ちない汚れです。
洗面器に洗剤を吹きかけます。
こちらは時間を置かず、すぐにスポンジで洗いました。
洗面器のフチについていた汚れは簡単に落とすことができました。
次はバスチェア(風呂椅子)を洗います。脚の部分に水垢や石けんカスがついており、粉をふいているような白い汚れがなかなか落ちません。
バスチェアにもウルトラハードクリーナーを吹きかけました。
時間は置かず、すぐにスポンジでこすります。汚れがひどい場合は2〜3分ほど置いてからこするのもおすすめです。
バスチェアの汚れも簡単に落ちました。短い時間でキレイになって良かったです。
お風呂場の壁も汚れやすい場所です。シャワーを使用する時に壁に水滴が付くことが多く、石けんカスや水垢がよく付きます。ウルトラハードクリーナーバス用は浴室の壁も用途に入っていたので、スプレーを吹きかけて洗いました。
洗剤を吹きかけた後は、スポンジで円を描くように洗いました。シャワーでしっかりと洗い流します。壁に水が残らないようにタオルやウォータースクイジーで拭き取りましょう。
今回は山崎産業が販売している「Satto 水切りワイパー ウォータースクイジー」を使用しました。しっかりと水を切ることができ、軽量なので使いやすいアイテムです。
写真では少し分かりづらいですが、壁にうっすらと付いていた汚れがほとんど無くなりました。
浴槽はお風呂場の中でも掃除がしやすい場所です。ウルトラハードクリーナーバス用も使用することができます。洗剤を浴槽に吹きかけました。
スポンジで円を描くように洗い、シャワーでしっかりと洗い流しました。こちらの洗剤は洗浄力が強いので、浴槽は特に入念に洗い流します。浴槽の下にうっすらと汚れがついていましたが、キレイになりました。指で浴槽をこするとキュキュっとした感触があります。
ウルトラハードクリーナーバス用はお風呂場だけでなく、洗面所の掃除にも使用することができます。洗面所は石けんカスや皮脂汚れ、水垢が付きやすく、汚れが溜まりやすい場所です。
ウルトラハードクリーナーバス用を洗面台に吹きかけます。(炊事用手袋を着用)
洗面台に洗剤を吹きかけたらスポンジでこすっていきます。
スポンジの滑りがよく、洗剤で汚れが落ちているのがよく分かります。こちらの汚れは他のお風呂用洗剤とメラミンスポンジで落とすことができますが、落とすのに少し時間が掛かります。
すぐに汚れが落ちたので、短い時間で洗面台の掃除ができました。お風呂場と同じように掃除の後は水をしっかりと拭き取ります。水まわりは残っている水が蒸発する時に汚れが発生します。せっかくキレイに掃除をしたので、水はしっかりと拭き取っておきましょう。
石けんカスや水垢がたくさん付いていた洗面台もキレイになりました。
ウルトラハードクリーナーバス用は口コミどおり、汚れを落としやすいお風呂用洗剤でした。鏡やガラスに使用できないのは少し不便ですが、水垢や石けんカスを落とすのに重宝しています。カラリ床などのしつこい汚れは、ブラシと組み合わせて洗うことで落とすことができました。
他のお風呂用洗剤よりも容量が多く、価格は少し高めです。毎日の掃除で使用する洗剤というよりも週一回を目安に使用し、しっかりと汚れを落とすのに向いていると思います。
ウルトラハードクリーナーバス用はドラッグストアでも販売していることが多いですが、アマゾンや楽天市場でも安い価格で購入することができます。
Amazonの「ウルトラハードクリーナー バス用」商品ページへ