ブログやインスタグラム、ツイッターで見かける機会が増えてきたスプレータイプの洗剤、ウタマロクリーナー。株式会社東邦が販売している中性洗剤で、ミントブルーの容器が印象的です。
パッケージには「家中おそうじこれ1本」と書かれており、キッチンやトイレ、お風呂場、窓拭きなど色んな場所の掃除に使用することができます。
ウタマロクリーナーはスーパーやドラッグストアで販売しているお店がまだ少ない状態ですが、インスタやツイッターでの口コミを見て通販(Amazon・楽天・LOHACO)で購入する人が多いです。
インスタグラムでは「#ウタマロクリーナー」のタグで使用写真などがたくさん投稿されています。
ウタマロといえば、固形石けんのようなデザインの「ウタマロ石けん」が有名です。部分洗い用洗濯石けんで、襟や袖の汚れや食べこぼしなどの汚れを落とす際に活躍します。
こちらのウタマロ石けんはスーパーなどで販売していることが多く、1個100円弱で購入することができます。
今回ご紹介する「ウタマロクリーナー」は洗濯用ではなく、住宅の掃除で使用できる洗剤です。価格は500円ほど(400ml)で販売しているショップが多く、詰め替え用は250円(350ml)ほどで購入することができます。
ウタマロクリーナーはトイレやキッチン、浴室など色んな場所で使用できるので、自宅に常備しておく洗剤の数を減らすことができます。パッケージの裏面には用途や使用できないもの、使用上の注意などが記載されています。
使用量の目安は、1m²に5回スプレー(ガラスの場合は1m²に3回スプレー)です。1回のスプレーで思っているよりも多くの泡が出たので、まずは1回スプレーをして足りない分を追加するのもおすすめ。
ウタマロクリーナーは水拭きできない場所や素材には使用することができません。
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンのモニタ掃除には使用することができません。また、フローリングや壁紙などで使用する場合は、目立たない場所で試してから使用するのがおすすめです。
泡タイプのウタマロクリーナーで掃除する場合は、タオルや布巾など拭きあげるものが必要となります。今回は、拭き掃除に便利な「スコッティファイン 洗って使えるペーパータオル」を使用してみました。
食器拭きや水に濡れても使用できるペーパータオルなので、通常のキッチンペーパーよりも丈夫でしっかりと汚れをふき取ることができます。ペーパータオルなので使い捨てがしやすく、61カットと枚数が多いのも嬉しいポイントです。
1枚を切り取り、広げてみました。左が「洗って使えるペーパータオル」で右が通常サイズのペーパータオルです。少しだけ厚手でサイズが大きいので、雑巾のように折って使用することができます。今回はこちらで油汚れをたくさん取ろうと思います。
ちょっと見ていただくのが恥ずかしいのですが、レンジフードの上の様子です。レンジフードの上は油汚れが溜まりやすく、その上にホコリが付着しています。高い場所にあるので普段の掃除ではスルーしている場所です。
表面を手で触ってみると油がついているので滑らず、ベタッとしています…
ウタマロクリーナーを3回ほど吹きかけ、ペーパータオルで拭いてみました。軽く拭いただけなのにペーパータオルがすごいことに。こんなに汚れていたのか!と驚くと同時に簡単に油汚れが取れるので、ちょっと楽しくなってきました。
ウタマロクリーナーとペーパータオルだけでキレイになりました!掃除時間は10分ほど。ウタマロクリーナーは油汚れに強いようです。
ガスコンロまわりの壁は普段から拭いているのであまり汚れていませんが、上のほうにある油汚れは掃除ができていませんでした。壁に油汚れがたくさん付いています。
こちらにもウタマロクリーナーを吹きかけます。写真はちょっと吹きかける量が多すぎました…。ウタマロクリーナーは泡立ちが良いので、吹きかける量が多すぎると拭き上げるのがちょっと大変です。
また、目より高い位置で使用する場合は布巾やペーパータオルに洗剤を含ませると掃除がしやすくなります。
ウタマロクリーナーの泡を拭き取るとキレイに油汚れが落ちていました。こちらは掃除時間は5分もかかっていません。油汚れは本当によく落ちます。
こちらはガスレンジ近くになる扉部分です。枠の木材にも汚れが付着しています。ウタマロクリーナーをペーパータオルに含ませて拭いてみると、簡単に汚れを落とすことができました。
キッチンやガスレンジ近くにある扉やサッシは、油汚れが付きやすい場所です。油汚れにホコリが付着している状態で、空拭きでは汚れを落とすことができません。
ウタマロクリーナーを2回ほど吹きかけてペーパータオルで拭き上げました。アルミのサッシも木材の部分もキレイになっています。ホコリが付着している場所を掃除する場合は使い捨てができるペーパータオルが便利です。ペーパータオルは折りたたみやすいので、細い部分も掃除することができます。
今度は冷蔵庫の上部分です。見ていただくには申し訳ない写真なのですが、油汚れ+ホコリがすごいことに…。冷蔵庫はガスレンジの後ろにあるので油が付きやすく、普段目にすることがない上部分に汚れが溜まっていました。
こちらにもウタマロクリーナーを吹きかけます。あまりの汚れに驚き、ちょっと多めに吹きかけてしまいました。
扉部分の上をペーパータオルでスーッとなぞってみると、汚れがびっしりとペーパータオルに。気持ち良いくらいに汚れがよく落ちます。
冷蔵庫本体の上部分もペーパータオルで拭きました。少し汚れが取れにくい部分は水で濡らしたメラミンスポンジでこすります。メラミンスポンジも汚れを吸い取り、すごい色になています。
メラミンスポンジで大体の汚れが落とせたら、最後はペーパータオルで拭きあげれば完了です。ウタマロクリーナー、ペーパータオル、メラミンスポンジの3つで汚れがひどかった冷蔵庫の上がキレイになりました。
仕上げは除菌スプレーの「ドーバー パストリーゼ77」を吹きかけておきました。サトウキビ由来の醸造用アルコールを使用しており、食材にも吹きかけることができる除菌スプレーです。
来年以降の大掃除が簡単になるように、冷蔵庫の上にラップを掛けておくのもおすすめです。ラップを取り替えるだけで簡単に掃除することができます。
次は冷蔵庫の中をキレイにしていきます。普段食材が入っている冷蔵庫はなかなか掃除できない場所ですが、今回は食材や調味料などを全て出しました。買い物前など冷蔵庫の中身が少ない時に掃除するのがおすすめです。
冷蔵庫は棚やチルド室、ドアポケットなどが取り外せるようになっている製品が多いです。こちらを全て取り外し、キッチンシンクに入れました。中を掃除している間にオキシクリーンでつけ置き洗いします。
オキシクリーンはコストコやアマゾンなどの通販サイトで購入できる、酸素系漂白剤です。オキシクリーンの特徴や使い方はこちらの記事に掲載しています。
食材や収納棚を出すと冷蔵庫の中が掃除しやすくなりました。ウタマロクリーナーを少量ずつ吹きかけ、ペーパータオルで拭き上げていきます。
チルド室の下部分は普段あまり掃除をすることがなく、細々とした汚れがたまっていました。液漏れや冷蔵庫に付いたしぶとい汚れもよく落ちます。
こちらの冷蔵庫は11年以上使用しているもの(2005年製)ですが、購入時のようにキレイになりました。
ウタマロクリーナーは石けんのようなハーブ系の香りがします。ツンとしたニオイがないので細かい場所も掃除がしやすいですが、ニオイが気になる場合は換気をしながら掃除をするのがおすすめです。
冷蔵庫は中だけでなく、扉部分も汚れやすい場所です。ドア部分についた手垢もウタマロクリーナーでキレイに拭き取ります。
冷蔵庫の中の掃除が完了したら、仕上げに除菌スプレー「パストリーゼ77」を吹きかけます。パストリーゼ77は拭き取る必要がなく、食材についても問題がない除菌スプレーなので普段づかいしやすいアイテムです。吹きかけた直後はアルコール特有のツンっとしたニオイがします。
オキシ漬けをしていた収納棚を水拭きし、元の位置に戻しました。後は食材を冷蔵庫に戻せば完了です。
今度は水アカが付きやすいキッチンシンクを洗っていきます。こちらのキッチンシンクは11年以上使用しており、なかなか汚れが落ちにくくなっています。
キッチンシンクの壁面には水垢が付いており、汚れが目立つ状態に。
ウタマロクリーナーを4回ほど吹きかけました。キッチンシンクを掃除する場合は、スポンジかメラミンスポンジを使用します。ウタマロクリーナーはよく泡立つので、掃除をしていて楽しいです。
ウタマロクリーナーでの掃除が終わったら全体を水で洗いながし、水けを拭き取ります。壁には水垢が少し残っている状態なので、新品のようにピカピカとはいきませんでした。
汚れは落としやすかったですが、油汚れを掃除をする時ほどの感動はなかったです。ウタマロクリーナーは泡タイプで使いやすい洗剤なので、普段からキッチンシンクを掃除する際に重宝します。
ウタマロクリーナーで気になっていたのが、フローリングの掃除に向いているという点です。リビングのフローリングをウタマロクリーナーとタオルで掃除してみましたが、それなりに汚れは落ちるという印象でした。広い範囲で使用できるフローリングの掃除は別の洗剤を探そうと思います。
ただ、キッチンなど油汚れがついたフローリングを掃除する場合は、ウタマロクリーナーがおすすめです。掃除が届かない場所は油汚れやホコリがたまっており、水拭きでは落としにくい状態になっています。
ウタマロクリーナーを1回吹きかけてペーパータオルで拭き取ると、キレイに汚れが取れました。
キッチンカウンターやキッチンの収納棚の扉は、油汚れが付きやすい場所です。特に端部分には汚れが溜まりやすく、水拭きではキレイになりません。
ウタマロクリーナーを1回吹きかけて、ペーパータオルで軽くこすりながら汚れを落としました。小さな溝に汚れが入り込んでいる場合は、爪楊枝で書き出すと簡単に汚れを取ることができます。
油に強いウタマロクリーナーは、電子レンジの扉掃除にもおすすめです。
下に新聞紙を敷き、ウタマロクリーナーを吹きかけます。
1分ほど時間を置いてからペーパータオルで油汚れをふきとりました。ポツポツとあった油汚れをキレイに落とすことができています。電子レンジの中のこびりついた汚れを落とすのは難しいですが、電子レンジを普段から簡単に掃除しておきたい場合におすすめです。
キッチンの中でも油汚れが付きやすいレンジフードの掃除にも役立ちます。レンジフードのフィルターを外し、ウタマロクリーナーを吹きかけました。しばらく置いておき、時間が経ったらスポンジやメラミンスポンジでこすり、水で流せばOKです。掃除が簡単にできるので、こまめに手入れしたい場合に重宝します。
レンジフードのフィルターを外すと、中も油汚れがついていました。目よりも高い位置にあるのでウタマロクリーナーは直接吹き替えず、タオルに含ませて掃除をします。
ウタマロクリーナーを含ませたタオルで拭き取ると、簡単に油汚れを落とすことができました。
キッチンの中でもガスレンジ(ガスコンロ)は特に汚れやすい場所です。こちらのガスコンロは11年以上使用しており、傷がだいぶ付いています。今回は焦げ付きを落としてみようと思います。
まずはウタマロクリーナーをつけたタオルで全体を拭きました。焦げ付きは落とすことができませんでしたが、細々とした汚れやホコリを取ることができます。
その後に天然原料のクレンザー「ハイホーム」を付けたタオルでこすってみました。ハイホームは研磨剤なので焦げ付きをキレイに落とすことができ、銀色部分もキレイに光っています。
ウタマロクリーナーの用途には、アルミサッシも含まれています。細々とした汚れがたまった窓のサッシをウタマロクリーナーで掃除してみました。
ウタマロクリーナーを2回ほど吹きかけ、ペーパータオルでサッシの溝を掃除します。手が届きにくい場所は割り箸とペーパータオルを使って拭きました。問題なくキレイになっています。
ウタマロクリーナーは水拭きできる壁紙掃除にも使用できるとのこと。シミがついた壁紙をキレイにすることはできませんでしたが、壁の手アカ、タバコのヤニ汚れに効果的とのことです。
最後はトイレ掃除です。トイレットペーパーホルダーやタオル掛けの掃除にも使用することができます。手垢が付いていたトイレットペーパーホルダーがキレイになりました。
タンクがあるタイプのトイレでは、水が流れる部分に汚れが溜まりやすくなっています。水垢やホコリが溜まり、空拭きや水拭きではなかなか落ちない状態に。
ウタマロクリーナーを2回ほど吹きかけました。ウタマロクリーナーはよく泡立つので、少しずつ吹きかけていくと掃除がしやすいです。
汚れが落ちにくい状態になっていたので、メラミンスポンジを使って掃除をしました。水垢やホコリ汚れがよく落ちます。
最後は水を流し、水けを拭き取れば完了です。トレイのタンク上がキレイになっています。
写真を載せることはできませんが、便器の中もウタマロクリーナーで掃除をしてみました。ウタマロクリーナーを数回吹きかけ、しばらく時間を置いてからブラシで磨きます。うっすらとついていた輪っか汚れもキレイに取ることができました。
この他にもトイレの床部分(クッションフロア)や壁、収納棚の掃除にも使用することができます。
キッチンの掃除を中心に、ウタマロクリーナーの使い方や実例写真をご紹介してきました。ウタマロクリーナーを使用してみた感想は「水垢や石けんカスよりも、油汚れを落としやすい」です。お風呂場掃除でも使用できますが、ウタマロクリーナー本来の能力を発揮するのは、キッチン掃除だと思いました。
1本で住宅全部の汚れをキレイに落とすことは難しそうですが、日頃のキッチン掃除やしつこい油汚れを落とす大掃除に活躍する洗剤です。
ウタマロクリーナーはスーパーやドラッグストアで取り扱いしていないショップも多いので、購入は通販が便利。アマゾンや楽天市場、LOHACOで購入することができます。アマゾンでは使用した感想やレビューが45件以上掲載されており、使い方の参考になりました。